今週の明るい彗星 (2011年9月3日：南半球版)

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先週 北半球版 来週

最適時刻と方位・高度は、南緯35度の地点での値です。 方位は、0度が南、90度が西、180度が北、270度が東を示しています。

ギャラッド彗星 (C/2009 P1) 現在は7.0等(8月27日、Juan Jose Gonzalez)。2011年から2012年にかけて、長期に渡って6〜8等の明るさを保ち、日本からは好条件で観測できる。南半球でも、10月に6.5等になるまで条件良く観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Sept. 3 19 26.10 19 39.2 1.424 2.153 123 6.9 20:35 (180, 35) Sept.10 19 1.40 19 55.7 1.474 2.092 113 6.9 19:43 (180, 35) 本田-ムルコス-パイドゥシャーコヴァー彗星 (45P) 8月に地球に0.1天文単位以下まで大接近し、南天で8.0等まで明るくなった(8月14日、Willian Souza)。現在は観測できない。日本からは、9月半ばに明け方の空に7等で現れ、その後は減光していく様子を観測できる。南半球では、冬に16等以下になるまで観測できない。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Sept. 3 9 31.20 2 59.1 0.281 0.749 19 8.6 4:53 (266, 0) Sept.10 9 39.88 6 28.9 0.397 0.660 22 8.0 4:44 (262, 0) エレーニン彗星 (C/2010 X1) 予想を上回って増光し、8月半ばには8.1等に達した(8月19日、Michael Mattiazzo)。しかし、その後は急激に拡散・減光している。肉眼彗星になると期待されていたが、中心核が崩壊し、まもなく消滅すると思われる。日本からはしばらく観測できない。南半球でも、9月上旬には観測できなくなる。10月に明け方の空に現れた後は、真夜中に非常に条件良く観測できるはずだが、彗星は見えないかもしれない。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Sept. 3 12 38.62 -4 59.6 0.906 0.519 30 9.8 19:05 ( 92, 12) Sept.10 12 48.95 -5 41.1 0.730 0.483 26 10.1 19:10 ( 88, 8) ヒル彗星 (C/2010 G2) 現在は10.0等と、予想よりかなり明るい(8月8日、Juan Jose Gonzalez)。秋に10〜11等まで明るくなる。日本からは、7月にはいったんやや低くなったが、2012年春までずっと良く観測できる。南半球では、11月まで観測できない。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Sept. 3 7 58.68 55 5.8 2.326 1.981 57 10.7 4:53 (213,-16) Sept.10 7 56.79 54 1.3 2.233 1.983 62 10.7 4:44 (211,-13) ソーホー彗星 (P/1999 R1 = P/2003 R5 = P/2007 R5) 9月8日に近日点を通過する。5〜6等に達するが、太陽に近く、地上からは観測できない。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Sept. 3 11 37.82 -1 50.7 0.911 0.286 16 18.3 19:05 ( 86, -3) Sept.10 11 5.12 6 40.7 1.124 0.124 2 11.6 4:44 (274,-17) スワン彗星 (C/2011 Q4) 探査機の画像から発見された新彗星。現在は11等とかなり明るい(9月5日、Terry Lovejoy)。南半球では、春から夏にかけて非常に条件良く観測できる位置にいた。まだ高く見えているが、今後は夕空に低くなり、9月末には観測できなくなる。日本からは超低空で観測は困難。11月下旬には15等で明け方の空に現れ、その後は減光していく様子を条件良く観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Sept. 3 14 12.92 -22 55.2 1.294 1.163 59 12.2 19:05 ( 89, 41) Sept.10 14 14.22 -18 19.0 1.467 1.140 50 12.4 19:10 ( 89, 32) リニア彗星 (C/2011 M1) 9月上旬に太陽に0.9天文単位まで接近する。極めて拡散しており、CCDでは15.0等と暗い(8月20日、Michael Jager)。中心部は18等と極めて暗い。だが、眼視では9.5等と、かなり明るく報告されている(8月26日、Juan Jose Gonzalez)。日本からは、8月半ばから9月末にかけては低空になるが、冬まで観測できる。南半球では、11月になるまで見えない。計算上は、秋にかけて現在の明るさを保つ。但し、近いうちに消滅する可能性もある。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Sept. 3 10 38.33 42 11.1 1.528 0.900 34 12.5 4:53 (238,-33) Sept.10 10 51.24 35 42.7 1.598 0.897 30 12.6 4:44 (245,-29) シュヴァスマン-ヴァハマン第３彗星 (73P) 7月10日に15.0等まで増光した(門田健一氏)。現在は観測できない。今回帰の観測条件は悪い。日本からは、今後は近日点通過後の12月から2月にかけて、夕方の超低空にわずかに観測できるだけである。南半球ではずっと観測できるが、超低空にしか見えない。B核は、5月14日に20等以下で写らなかった(佐藤英貴氏)。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Sept. 3 12 40.13 -0 5.0 1.898 1.134 29 12.9 19:05 ( 97, 10) Sept.10 13 2.07 -3 14.2 1.850 1.084 28 12.8 19:10 ( 92, 10) クロンメリン彗星 (27P) 1984年以来、27年ぶりに戻ってきた。急激に増光し、9.1等とたいへん明るくなった(7月10日、関勉氏)。だが、すでに観測不可能。今回帰は二度と観測できない。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Sept. 3 9 50.25 -1 30.2 1.855 0.936 16 12.8 4:53 (273, -1) Sept.10 10 16.89 -5 20.4 1.932 1.015 17 13.6 4:44 (277, -1) ゲーレルス第２彗星 (78P) すでに12.6等と明るく、眼視でも見えている(9月1日、Marco Goiato)。秋から冬にかけて12等に達し、条件良く観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Sept. 3 23 59.10 7 10.1 1.312 2.272 156 13.1 1:13 (180, 48) Sept.10 23 56.09 6 38.7 1.263 2.248 163 12.9 0:43 (180, 48) ファン・ネス彗星 (213P/2009 B3) 2005年に大バーストを起こし、13等の明るさに達した新周期彗星の初回帰。現在は11.2等とたいへん明るい(8月26日、Juan Jose Gonzalez)。夏から冬にかけて非常に条件良く観測できる。B核も19〜20等で観測されている。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Sept. 3 23 0.76 4 27.9 1.202 2.197 167 13.2 0:15 (180, 50) Sept.10 22 54.99 4 33.1 1.213 2.211 169 13.3 23:37 (180, 50) マクノート彗星 (C/2009 F4) 現在は13.0等と、かなり明るい(9月1日、佐藤英貴氏)。これから2013年にかけて、長期に渡って13〜14等の明るさで見える。日本からは観測できないが、南半球では条件良く観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Sept. 3 11 24.44 -74 41.1 5.562 5.526 82 13.5 19:05 ( 18, 32) Sept.10 11 31.67 -74 58.9 5.598 5.518 80 13.5 19:10 ( 17, 30) ロニオス彗星 (C/2006 S3) 現在は13.6等で、眼視でも見えている(8月24日、Jakub Koukal)。2011年から2012年にかけて、長期に渡って13〜14等で観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Sept. 3 18 14.68 -9 23.8 4.936 5.410 112 14.0 19:26 (180, 64) Sept.10 18 9.54 -9 50.9 5.042 5.393 105 14.0 19:10 (170, 65) マクノート彗星 (C/2011 L3) 7月から8月初めにかけては、12.4等とかなり明るく、眼視でも見えていた(8月2日、Jakub Koukal)。現在は、急激に減光中。現在は13.5等(8月26日、Jakub Cerny)。日本からは、秋まで14〜15等で条件良く観測できる。南半球では低い。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Sept. 3 18 2.89 33 58.6 1.480 1.946 101 14.1 19:13 (180, 21) Sept.10 17 50.38 34 10.0 1.595 1.961 95 14.4 19:10 (172, 20) ギブス彗星 (C/2011 A3) 現在は13.5等と、予想よりかなり明るい(8月20日、Michael Jager)。2011年の夏から2012年の夏にかけて、14等を保つ。但し、近日点の頃は観測できない。2011年は日本で条件が良く、2012年は南半球で条件が良い。眼視では6分角の大きなコマを持ち、10.3等と非常に明るく報告されている(8月26日、Juan Jose Gonzalez)。だが、CCDでは非常に小さな姿。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Sept. 3 14 23.88 8 14.0 3.080 2.615 53 14.2 19:05 (120, 24) Sept.10 14 34.66 6 34.3 3.102 2.582 50 14.1 19:10 (115, 22) シュヴァスマン-ヴァハマン第１彗星 (29P) 現在は観測できない。11月上旬に明け方の空に現れてくる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Sept. 3 11 31.38 -3 7.8 7.226 6.261 15 14.3 19:05 ( 84, -3) Sept.10 11 36.11 -3 40.1 7.247 6.261 10 14.3 19:10 ( 80, -8) 小惑星シャイラ (596) 1906年に発見された巨大な小惑星。12月11日に、突如として彗星活動を見せた。小天体が衝突したと思われる。眼視では11.5等と、かなり明るく観測された(12月17日、Juan Jose Gonzalez)。1月9日にもまだダストのコマが広がって見えていた(Joseph Brimacombe)。その後は13.8等の恒星状に戻った(4月5日、Juan Jose Gonzalez)。現在は観測できない。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Sept. 3 11 54.76 11 44.0 3.625 2.679 17 14.3 19:05 (100, -6) Sept.10 12 5.79 10 21.7 3.632 2.669 14 14.3 19:10 ( 96,-10) 紫金山第１彗星 (62P) 今回帰は条件が悪く、まったく観測できない。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Sept. 3 11 8.41 11 44.3 2.556 1.558 6 14.3 19:05 ( 93,-16) Sept.10 11 28.13 9 49.3 2.592 1.594 6 14.6 19:10 ( 90,-17) マクノート彗星 (C/2011 Q2) 14.5等の明るい新彗星(8月26日、R. H. McNaught)。南半球では条件良く観測できるが、今後は低くなり、11月初めには観測できなくなる。冬には11〜12等まで明るくなるが、近日点の頃は観測できない。日本からは、2012年夏に15等以下になるまで、ずっと観測できない。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Sept. 3 14 2.74 -37 23.2 2.612 2.358 64 14.5 19:05 ( 69, 44) Sept.10 14 16.94 -36 47.6 2.611 2.286 60 14.4 19:10 ( 69, 41) ジョンソン彗星 (48P) 急激に増光した。現在は14.2等で、眼視でも見えている(8月7日、Alan Hale)。7月から10月にかけて、15等で条件良く観測できる。日本からはやや低い。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Sept. 3 20 13.36 -27 13.3 1.450 2.308 138 15.0 21:24 (180, 82) Sept.10 20 13.84 -27 43.8 1.504 2.305 132 15.0 20:57 (180, 83) ワイズ彗星 (P/2010 JC81) 明け方の空に現れてきたが、14.7等とたいへん明るく、彗星であることが判明した(8月1日、G. V. Borisov, V. Rumyantsev)。4月に近日点を通過しており、今後は暗くなるが、まだ14.6等と明るい(8月29日、Jakub Cerny)。日本からは、2012年の夏まで、長期に渡って非常に条件良く観測できる。南半球ではまったく観測できない。一時的な増光であれば、急激に減光する可能性もある。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Sept. 3 8 37.48 48 20.0 2.835 2.299 48 15.1 4:53 (222,-16) Sept.10 8 58.19 48 20.2 2.833 2.344 51 15.2 4:44 (222,-17) クラーク彗星 (71P) 6月末に17.1等まで明るくなった(6月24日、J. F. Hernandez)。冬に13等に達するが、今回帰は条件が悪く、近日点の頃は見えない。日本からはすでに観測困難。南半球でも、まもなく見えなくなる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Sept. 3 12 56.32 -2 34.9 2.594 1.847 34 15.3 19:05 ( 97, 14) Sept.10 13 11.06 -4 31.3 2.597 1.815 31 15.1 19:10 ( 93, 12) リニア彗星 (C/2010 S1) 急激に増光中。現在は13.5等で、眼視でも見えている(8月28日、Jakub Cerny)。2013年に13等に達し、条件良く観測できると期待されている。日本からはずっと観測できる。南半球では見えない。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Sept. 3 1 23.80 65 22.9 7.060 7.325 101 15.2 2:38 (180,-10) Sept.10 1 12.51 65 45.1 6.960 7.297 105 15.2 2:00 (180,-11) カタリナ彗星 (C/2009 Y1) ゆっくりと減光中だが、まだ13.8等と明るく、眼視でも見えている(8月29日、Jakub Cerny)。9月半ばまで14〜15等を保つ。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Sept. 3 22 51.96 -19 43.4 2.402 3.396 168 15.2 0:07 (180, 75) Sept.10 22 41.58 -22 28.1 2.474 3.443 161 15.3 23:24 (180, 78) ギブス彗星 (C/2010 M1) 2011年夏から2012年夏にかけて、長期に渡って14〜15等を保つと期待されていたが、行方不明。2010年6月に2日間しか観測されていないため、軌道はきわめて不確か。南半球では条件が良いが、日本からは、2012年8月まで観測できない。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Sept. 3 15 37.58 -52 35.7 2.780 2.890 86 15.3 19:05 ( 43, 60) Sept.10 15 37.10 -53 7.0 2.834 2.846 80 15.3 19:10 ( 45, 55) マクノート-ヒューズ彗星 (130P) 現在は14.5等で、眼視でも見えている(8月29日、Jakub Cerny)。当初の予報よりも明るくなっている。夏から秋にかけて、14〜15等で条件良く観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Sept. 3 23 10.07 -19 19.4 1.168 2.164 167 15.7 0:25 (180, 74) Sept.10 23 5.70 -19 49.6 1.188 2.177 165 15.8 23:48 (180, 75) アラン-リゴー彗星 (49P) 急激に増光中。現在は15.5等(8月9日、佐藤英貴氏)。秋には14等で条件良く観測できる。南半球ではやや低い。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Sept. 3 6 32.66 8 31.4 1.682 1.513 62 16.1 4:53 (232, 30) Sept.10 6 54.92 8 38.0 1.630 1.488 63 15.9 4:44 (233, 30) レモン-サイディング・スプリング彗星 (C/2008 FK75) 現在は15.8等(8月16日、Artyom Novichonok)。今後はゆっくりと暗くなっていく。日本からは、2012年春に17〜18等になるまで、ずっと観測できる。南半球では、ほとんど観測できない。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Sept. 3 22 39.80 52 10.3 4.684 5.261 119 16.1 23:50 (180, 3) Sept.10 22 36.41 51 31.5 4.676 5.289 122 16.1 23:19 (180, 3) ガン彗星 (65P) 2010年には12等まで明るくなった。現在は減光中。すでに16.8等まで暗くなった(8月2日、J.F. Soulier and A. Novichonok)。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Sept. 3 2 20.33 4 9.2 3.071 3.746 125 16.1 3:34 (180, 51) Sept.10 2 18.64 3 54.1 3.012 3.765 132 16.1 3:05 (180, 51) エケクルス彗星 (174P/(60558)) 2006年1月にバーストを起こし、14等に達した。5月末に再びバーストを起こし、14.3等まで明るくなった(6月4日、Juan Jose Gonzalez)。6月27日にもまだ14.5等と明るかった(Jakub Koukal)。最近の光度は報告されていない。今後は夕空に低くなり、10月には観測できなくなる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Sept. 3 16 5.06 -16 33.5 8.335 8.264 82 16.1 19:05 (120, 60) Sept.10 16 6.80 -16 41.4 8.427 8.245 76 16.3 19:10 (111, 54) カーディナル彗星 (C/2010 B1) 2010年の秋から冬にかけて、14等に達した。現在は減光中。南半球では、次第に減光していく様子を条件良く観測できる。日本からは二度と見えない。明るいはずだが、5月以降は観測されていない。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Sept. 3 6 28.70 -50 55.6 3.608 3.583 80 16.1 4:53 (311, 56) Sept.10 6 32.14 -53 58.3 3.611 3.622 82 16.2 4:44 (317, 57) リニア彗星 (C/2011 F1) 2012年から2013年にかけて、9等に達すると期待されている。現在は16.5等(8月11日、V. Gerke, A. Novichonok)。日本からは、2011年の秋にはいったん低くなるが、2012年の秋に10等級になるまで、ずっと観測できる。南半球では、近日点通過前はほとんど観測できないが、近日点通過後の2013年以降は条件良く観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Sept. 3 12 33.40 50 26.1 6.231 5.607 48 16.5 19:05 (138,-21) Sept.10 12 40.98 49 35.7 6.168 5.548 48 16.4 19:10 (135,-24) モーリー彗星 (115P) 現在は16.0等(8月19日、J. F. Hernandez)。眼視でも15.0等で見えている(8月23日、Jakub Cerny)。夏から秋にかけて16等に達し、条件良く観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Sept. 3 16 52.59 -9 8.3 1.743 2.056 92 16.4 19:05 (148, 61) Sept.10 17 3.48 -10 8.0 1.802 2.049 88 16.5 19:10 (138, 59) マクノート彗星 (C/2011 L2) 現在は16.6等(7月22日、佐藤英貴氏)。南半球では、夏から冬にかけて、長期に渡って16〜17等で観測できる。日本からは観測できない。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Sept. 3 14 47.35 -76 30.2 1.796 2.075 91 16.4 19:05 ( 14, 44) Sept.10 14 20.77 -73 59.9 1.884 2.047 84 16.5 19:10 ( 19, 41) マクノート彗星 (C/2011 R1) 新彗星。現在は16.3等(9月4日、Siding Spring Survey)。2012年夏から2013年夏にかけて、長期に渡って13等で観測できると期待されている。南半球では非常に条件が良いが、日本からは最盛期は観測できない。しばらく16等で、ゆっくりと増光していく様子を観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Sept. 3 3 2.88 -15 0.6 4.499 5.036 116 16.8 4:17 (180, 70) Sept.10 3 0.37 -16 38.6 4.366 4.985 122 16.7 3:47 (180, 72) リニア彗星 (C/2011 O1) 現在は16.5等(8月1日、佐藤英貴氏)。南半球では、2011年から2013年にかけて、長期に渡って16〜17等で観測できる。日本からは、10月までしか観測できない。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Sept. 3 17 6.96 -21 5.8 4.666 4.903 97 16.7 19:05 (140, 73) Sept.10 17 6.72 -21 56.5 4.748 4.869 90 16.8 19:10 (121, 68) ジャコビニ-ツィナー彗星 (21P) 現在は17.0等(8月27日、Artyom Novichonok)。1月から3月にかけて10等に達するが、その頃は超低空で観測困難。次第に夕空に低くなる。日本からは、12月に12等になるまで観測できる。南半球では、10月に15等になるまでしか観測できない。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Sept. 3 15 32.53 8 50.7 2.349 2.230 70 17.0 19:05 (136, 35) Sept.10 15 39.78 7 48.8 2.361 2.168 66 16.8 19:10 (129, 32) ボアッティーニ彗星 (C/2008 S3) 現在は16.6等(8月29日、Artyom Novichonok)。2011年から2012年にかけて、長期に渡って17等で観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Sept. 3 0 33.88 18 30.3 7.211 8.035 142 16.8 1:48 (180, 36) Sept.10 0 28.54 18 11.2 7.152 8.038 149 16.8 1:15 (180, 37) クリステンセン彗星 (C/2006 W3) 2009年夏に7.7等に達した(2009年8月13日、Chris Wyatt)。現在は減光中。すでに15.3等まで暗くなった(6月29日、佐藤英貴氏)。日本からは二度と見えない。南半球では、秋に18等以下になるまで、条件良く観測できる。7月以降は観測されていない。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Sept. 3 15 18.53 -59 36.1 7.504 7.501 85 17.2 19:05 ( 33, 55) Sept.10 15 19.15 -59 12.3 7.646 7.549 80 17.3 19:10 ( 37, 51) テンペル第１彗星 (9P) 今回帰は観測条件が悪かったが、冬には12.8等まで明るくなった(12月24日、門田健一氏)。現在は減光中。すでに16.5等まで暗くなった(8月21日、P. Dupouy, P. A. Mahe)。9月末には18等以下になる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Sept. 3 0 12.54 -16 53.6 1.597 2.556 157 17.2 1:27 (180, 72) Sept.10 0 5.61 -17 33.7 1.620 2.597 161 17.4 0:53 (180, 72) P/2011 N1彗星 (P/2011 N1) スペインのデ・ラ・クーヴァ氏らによって発見された新彗星。現在は17.3等(8月22日、J. L. Ortiz, N. Morales, I. de la Cueva)。2013年の初めにかけて、17〜18等を保つ。日本からは低空だが、南半球では2012年の初めにかけて、条件良く観測できる。日本からは、2012年の秋から2013年にかけて、条件良く観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Sept. 3 1 15.78 -45 10.5 2.729 3.472 130 17.6 2:30 ( 0, 80) Sept.10 1 12.43 -45 57.1 2.693 3.445 131 17.5 1:59 ( 0, 79) スミルノワ-チェルヌイフ彗星 (74P) 現在は16.5等(7月2日、J. F. Hernandez)。2009年から2010年にかけて、16等で観測された。2011年は、春から秋にかけて17等で観測できる。日本からはやや低い。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Sept. 3 16 57.17 -24 9.8 4.026 4.246 95 17.6 19:05 (128, 74) Sept.10 17 0.41 -24 17.5 4.140 4.254 89 17.7 19:10 (114, 69) 小惑星2010 GM163 彗星のような軌道を持つ特異小惑星。冬に近日点を通過するが、18等より明るくならない。9月に南半球で条件良く観測できる。日本からは低い。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Sept. 3 0 21.69 -35 13.1 2.386 3.263 144 17.9 1:36 ( 0, 90) Sept.10 0 18.82 -36 12.6 2.371 3.251 145 17.9 1:06 ( 0, 89) 小惑星2000 EJ37 彗星のような軌道を持つ特異小惑星。現在は17.5等(8月1日、Siding Spring Survey)。9月から11月にかけて、17〜18等で条件良く観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Sept. 3 3 15.00 12 35.5 1.879 2.420 110 18.0 4:29 (180, 42) Sept.10 3 15.54 12 1.0 1.850 2.475 116 17.9 4:02 (180, 43)