今週の明るい彗星 (2009年12月19日：南半球版)

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先週 北半球版 来週

最適時刻と方位・高度は、南緯35度の地点での値です。 方位は、0度が南、90度が西、180度が北、270度が東を示しています。

サイディング・スプリング彗星 (C/2007 Q3) 現在は9.9等とかなり明るい(12月12日、Juan Jose Gonzalez)。2010年の春にかけて、長期に渡って9〜10等の明るさを保つ。今後、日本からは長期に渡って条件良く観測できる。2010年の秋まで、1年に渡って眼視で見える。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Dec. 19 13 22.71 21 35.2 2.393 2.399 78 9.3 2:54 (241, 3) Dec. 26 13 36.13 23 53.2 2.340 2.428 83 9.3 2:58 (236, 5) ハウエル彗星 (88P) 10月に8.4等に達した(10月20日、Marco Goiato)。まだ8.9等と明るい(12月6日、Alexandre Amorim)。日本からは、2月に13.5等になるまで、低空で観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Dec. 19 21 6.73 -19 54.5 2.054 1.547 46 10.2 20:59 ( 76, 15) Dec. 26 21 29.03 -18 8.1 2.122 1.582 44 10.5 21:02 ( 76, 12) クリステンセン彗星 (C/2006 W3) 夏に7.7等に達した(8月13日、Chris Wyatt)。現在は減光中だが、まだ9.4等と明るい(12月4日、Juan Jose Gonzalez)。まもなく観測できなくなる。南半球では、2月下旬に明け方の空に現れ、それ以降、長期に渡って観測できる。日本からは、2010年春にも低空で観測できるが、その後は二度と見えなくなる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Dec. 19 19 30.21 -16 41.1 4.375 3.508 25 10.2 20:59 ( 65, -6) Dec. 26 19 34.38 -17 27.9 4.456 3.539 18 10.3 21:02 ( 60,-10) ニート彗星 (169P) CCDでは14〜15等と暗いが、眼視では11.6等と明るい(12月7日、Chris Wyatt)。Juan Jose Gonzalez氏は、11月18日に9.2等と、たいへん明るいと報告している。南半球では、11月から12月にかけては低空だが、ずっと観測できる。特に、1月以降はたいへん条件が良い。日本からは、現在は観測できないが、1月下旬になると、14等で明け方の空に姿を現し、その後は暗くなっていく様子を観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Dec. 19 19 1.02 -46 54.6 0.337 0.704 27 10.4 20:59 ( 37, 9) Dec. 26 18 26.68 -57 21.3 0.269 0.775 34 10.7 21:02 ( 22, 10) ヴィルト第２彗星 (81P) すでに10.3等まで増光してきている(12月12日、Juan Jose Gonzalez)。冬から春にかけて、長期に渡って9〜10等で条件良く観測できる。2010年の秋に16等に減光するまで、ずっと観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Dec. 19 11 41.70 2 17.5 1.379 1.724 92 11.0 2:54 (238, 34) Dec. 26 11 57.20 0 55.5 1.300 1.700 95 10.8 2:58 (235, 38) リニア彗星 (217P/2009 F3) 10月13日にバーストを起こし、10月15日には8.5等に達した(遊佐徹氏)。中心核が恒星のように輝き、ホームズ彗星のようなダストのコマが見られた。だが、数日のうちに通常の姿に戻った。現在は11.7等(12月12日、Juan Jose Gonzalez)。今後は急激に暗くなり、1月末には14等以下になる。日本からは、2010年の春に18等以下になるまで、ずっと条件良く観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Dec. 19 5 49.86 5 4.3 0.778 1.740 161 11.8 0:01 (180, 50) Dec. 26 5 43.00 7 1.7 0.835 1.796 161 12.2 23:22 (180, 48) シューメーカー-レヴィ第４彗星 (118P) 現在は12.7等(12月16日、Marco Goiato)。予想よりやや暗い。日本からは、今後は来年春に暗くなるまで、ずっと条件良く観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Dec. 19 5 57.14 8 26.9 1.021 1.987 164 11.9 0:08 (180, 47) Dec. 26 5 52.47 8 51.3 1.020 1.985 164 11.9 23:31 (180, 46) シュヴァスマン-ヴァハマン第１彗星 (29P) 9月以降、繰り返しバーストを起こして、眼視で見え続けている。現在もまだ、12.0等と明るい(12月12日、Juan Jose Gonzalez)。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Dec. 19 9 53.55 11 38.5 5.624 6.182 120 13.7 2:54 (203, 41) Dec. 26 9 52.52 11 37.7 5.530 6.183 127 13.6 2:58 (192, 43) ボアッティーニ彗星 (P/2009 Q4) 予想以上に急激に増光した。現在は11.8等と、かなり明るい(12月12日、Juan Jose Gonzalez)。1月以降は減光する。ずっと条件良く観測できるが、急減光するかもしれない。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Dec. 19 10 7.22 4 9.5 0.617 1.361 114 13.8 2:54 (211, 46) Dec. 26 10 19.06 5 8.8 0.602 1.382 119 14.0 2:58 (204, 47) マクノート彗星 (C/2009 K5) 2010年の春に10等に達し、条件良く観測できると期待されている。現在は観測できない。2010年1月末に、13等で明け方の空に現れる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Dec. 19 17 24.86 -30 5.7 3.269 2.300 8 14.2 2:54 (318,-10) Dec. 26 17 33.60 -28 37.8 3.187 2.231 11 14.0 2:58 (313, -8) ガン彗星 (65P) 現在は観測できない。2010年2月には再び明け方の空に現れる。2010年の夏に12〜13等まで明るくなるが、日本からはやや低い。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Dec. 19 16 34.70 -21 21.0 3.407 2.482 16 14.2 2:54 (303, -8) Dec. 26 16 49.10 -22 3.7 3.371 2.475 20 14.2 2:58 (301, -5) ヴィルト第４彗星 (116P) 2009年の春から夏にかけて11等まで明るくなった。現在は観測不可能。2010年になると、15等で明け方の空に姿を現すが、日本からは南に低い。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Dec. 19 16 40.43 -24 1.9 3.356 2.421 15 14.4 2:54 (306, -7) Dec. 26 16 55.22 -24 32.1 3.351 2.442 19 14.4 2:58 (304, -4) アイラス彗星 (126P) 現在は15.6等(12月7日、A. Maury, J. B. de Vanssay, F. Mallia, F. Kugel)。2010年の冬から春にかけて14等に達するが、条件が悪い。現在は、日本からは見えないが、南半球では、1月中旬まで観測できる。日本からは、2010年5月末に明け方の空に15等で現れ、それ以降、暗くなっていく様子を観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Dec. 19 20 59.71 -37 55.7 2.445 1.856 43 14.5 20:59 ( 59, 22) Dec. 26 21 16.35 -34 42.1 2.466 1.828 40 14.4 21:02 ( 60, 18) カーディナル彗星 (C/2008 T2) 5月から6月にかけて、8.5等まで明るくなった(5月26日、Juan Jose Gonzalez)。現在は減光中。10月にはまだ11.6等と明るかった(10月10日、Marco Goiato)。だが、すでに眼視では見えない。日本からは二度と見えない。南半球では、冬にはいったん低くなるが、ずっと観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Dec. 19 18 39.10 -50 8.3 3.718 2.893 28 14.8 20:59 ( 33, 9) Dec. 26 18 54.63 -49 17.0 3.813 2.969 26 15.1 21:02 ( 32, 7) ギャラッド彗星 (C/2008 Q3) 6月に6.7等まで明るくなった(6月9日、Marco Goiato)。現在は13.6等(11月23日、門田健一氏)。この予報より少し明るく、まだ眼視で見えるだろう。今後は次第に暗くなりながら、来年春に18等以下になるまで、条件良く観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Dec. 19 13 42.17 22 3.1 2.921 2.830 74 14.9 2:54 (243, -1) Dec. 26 13 42.10 24 30.2 2.854 2.891 82 15.1 2:58 (237, 3) ラインムート第１彗星 (30P) 現在は14.3等で、眼視でも見えている(12月9日、Alan Hale)。冬から春にかけて、15等で条件良く観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Dec. 19 5 6.97 13 39.8 1.189 2.158 166 15.2 23:13 (180, 41) Dec. 26 5 1.15 14 6.1 1.181 2.130 159 15.1 22:40 (180, 41) ラ・サグラ彗星 (P/2009 T2) 新周期彗星。急激に増光した。現在は14.8等で、眼視でも見えている(12月4日、Juan Jose Gonzalez)。冬には15等で条件良く観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Dec. 19 1 58.62 -5 18.9 1.096 1.777 117 15.2 20:59 (155, 58) Dec. 26 2 6.91 -6 30.3 1.147 1.767 111 15.2 21:02 (144, 57) カタリナ彗星 (P/2005 JQ5) 12月末に近日点を通過する。太陽の近くで急激に明るくなるが、今回は条件が悪く、観測できない。検出すら困難。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Dec. 19 18 56.98 -24 0.2 1.739 0.837 15 15.4 20:59 ( 54, -7) Dec. 26 19 36.62 -23 17.9 1.702 0.824 17 15.2 21:02 ( 56, -6) ブロートン彗星 (C/2006 OF2) 2008年末から2009年初めにかけて、10等に達した。現在は減光中。だが、まだ15.3等と明るい(11月2日、門田健一氏)。冬には再び15等で条件良く観測できるようになり、眼視でも見えるかもしれない。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Dec. 19 10 26.82 4 14.8 4.785 5.206 110 15.2 2:54 (217, 44) Dec. 26 10 25.51 3 55.8 4.735 5.261 117 15.3 2:58 (207, 48) 鹿林彗星 (C/2007 N3) 2009年2月下旬に地球に最接近し、4.9等に達した(2月23日、Juan Jose Gonzalez)。現在は減光中だが、まだ15.5等と明るい(11月14日、門田健一氏)。2010年の春に17〜18等で夕空に低くなる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Dec. 19 5 32.44 21 16.9 3.501 4.483 175 15.4 23:38 (180, 34) Dec. 26 5 21.34 21 8.9 3.589 4.551 166 15.5 23:00 (180, 34) リニア彗星 (C/2007 G1) 2008年夏に11.5等まで明るくなった(8月4日、Marco Goiato)。現在は15.6等(10月31日、佐藤英貴氏)。南半球では長期に渡って条件良く観測できる。日本からも再び観測できるようになった。来年春まで15〜16等を保つ。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Dec. 19 5 16.67 -40 22.6 4.230 4.742 115 15.4 23:22 ( 0, 85) Dec. 26 5 8.33 -39 14.6 4.291 4.794 115 15.5 22:47 ( 0, 86) コプフ彗星 (22P) 5月から6月にかけて8.8等まで明るくなった(5月19日、Juan Jose Gonzalez)。すでに15.3等まで暗くなった(12月10日、遊佐徹氏)。来年春に18等以下になるまで、ずっと夕空で観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Dec. 19 23 37.22 -7 39.0 2.360 2.472 84 15.4 20:59 (110, 38) Dec. 26 23 45.96 -6 33.7 2.490 2.514 80 15.7 21:02 (107, 33) ロニオス彗星 (C/2006 S3) 現在は16.4等(11月3日、門田健一氏)。2012年に12等に達し、2011年から2013年にかけて、長期に渡って12〜13等で眼視で見られる。2009年は、夏から秋にかけて、16等で条件良く観測できる。なお、最盛期には、日本からは南に低い。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Dec. 19 21 37.93 -1 20.2 8.462 8.016 60 15.7 20:59 ( 96, 10) Dec. 26 21 38.54 -1 24.6 8.530 7.980 53 15.7 21:02 ( 91, 4) ホームズ彗星 (C/2008 N1) 明け方の空で再び高くなってくる。冬から春にかけて、15〜16等で条件良く観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Dec. 19 15 43.73 20 44.7 3.391 2.914 53 15.8 2:54 (260,-24) Dec. 26 15 44.22 20 39.0 3.339 2.936 57 15.8 2:58 (257,-17) スミルノワ-チェルヌイフ彗星 (74P) 2009年の前半に15〜16等で観測された。2010年も、冬から春にかけて、15.5等で条件良く観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Dec. 19 13 26.98 -2 52.5 3.877 3.592 66 16.0 2:54 (261, 17) Dec. 26 13 33.19 -3 22.5 3.784 3.595 71 16.0 2:58 (258, 23) ヴォルフ-ハリントン彗星 (43P) 現在は16.6等(12月8日、C. Rinner, F. Kugel)。今回帰は条件が悪く、2010年の春から秋にかけて11〜12等に達するが、観測できない。夕空で次第に明るくなっていくが、1月には15等で西に低くなる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Dec. 19 21 19.64 -1 19.3 2.795 2.388 55 16.2 20:59 ( 93, 7) Dec. 26 21 30.17 -0 52.6 2.819 2.340 51 16.0 21:02 ( 91, 2) ヒル彗星 (C/2009 U3) 現在は16.7等(11月15日、Catalina Sky Survey)。冬から春にかけて、夕空で15.5等で観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Dec. 19 1 38.35 33 17.5 1.160 1.905 125 16.1 20:59 (164, 19) Dec. 26 1 23.84 35 10.9 1.185 1.844 116 16.0 21:02 (155, 14) マクノート彗星 (C/2005 L3) 2007年から2009年にかけて13等に達し、眼視でも見えた。遠方の彗星のため、いまだ15.5等と明るい(10月30日、門田健一氏)。冬から春にかけて、再び条件良く観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Dec. 19 13 28.44 32 13.1 7.533 7.479 83 16.1 2:54 (233, -5) Dec. 26 13 28.10 32 50.5 7.462 7.511 89 16.1 2:58 (229, 0) ラッセル第４彗星 (94P) 現在は16.8等(12月20日、J. M. Trigo-Rodriguez)。急激に増光し、冬から春にかけて15等に達し、条件良く観測できると期待されている。ただ、最近の光度は、この予報よりやや暗い。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Dec. 19 10 29.08 17 7.3 1.762 2.344 114 16.3 2:54 (210, 32) Dec. 26 10 33.95 17 11.0 1.676 2.331 120 16.1 2:58 (203, 35) トリトン彗星 (157P) 2003年にはバーストを起こし、11等に達したが、今回はそこまで明るくならなそう。現在は16.3等(11月18日、J. M. Ruiz, G. Muler)。冬には条件良く観測できるが、16等止まりのようだ。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Dec. 19 23 54.97 10 28.0 1.083 1.536 95 16.3 20:59 (129, 28) Dec. 26 0 7.52 11 10.3 1.102 1.502 91 16.3 21:02 (126, 25) 小惑星ドン・キホーテ (3552) 9月に近日点を通過し、14.6等まで明るくなった(9月19日、佐藤英貴氏)。現在は減光中だが、まだ16.1等と明るい(11月11日、佐藤英貴氏)。2月に18等以下になるまで、条件良く観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Dec. 19 22 35.46 9 7.1 1.678 1.752 77 16.7 20:59 (113, 15) Dec. 26 22 49.87 11 31.0 1.796 1.810 74 16.9 21:02 (113, 11) ギャラッド彗星 (C/2008 P1) 現在は16.8等(12月5日、A. Sanchez)。遠方の彗星だが、長い尾を伸ばしている。2009年に近日点を通過したが、2008年の方が明るかった。今後は減光し、来年春には18等以下になる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Dec. 19 22 56.15 31 46.0 3.950 4.106 92 16.8 20:59 (133, 3) Dec. 26 22 58.14 32 4.6 4.061 4.125 86 16.9 21:02 (129, -1) コルレヴィッチ彗星 (203P/2008 R4) 現在は15.9等(12月18日、門田健一氏)。この彗星は、近日点通過後に明るくなる傾向がある。2010年から2011年にかけて、16〜17等で観測できる。最近はこの予報より明るい。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Dec. 19 4 30.52 24 20.7 2.242 3.194 162 16.8 22:37 (180, 31) Dec. 26 4 26.49 24 4.7 2.276 3.191 154 16.8 22:06 (180, 31) スイフト-ゲーレルス彗星 (64P) ゆっくりと減光中。現在は16.6等(11月15日、Catalina Sky Survey)。2月に18等以下になるまで、暗くなっていく様子を条件良く観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Dec. 19 10 17.31 8 13.0 1.907 2.474 113 16.8 2:54 (212, 42) Dec. 26 10 15.80 7 53.7 1.875 2.528 121 16.9 2:58 (201, 45) ウィルソン-ハリントン彗星 (107P/(4015)) 今回は条件が良い。11月には地球に0.38天文単位まで接近し、15.9等まで明るくなった(11月24日、A. Sanchez)。まだ16.0等と明るい(12月11日、A. Sanchez)。今後は減光していく。1月中旬には18等以下になる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Dec. 19 0 56.33 9 16.8 0.511 1.251 109 16.8 20:59 (144, 38) Dec. 26 1 29.21 11 45.0 0.577 1.304 110 17.1 21:02 (146, 36) リニア彗星 (230P/2009 U6) 現在は17.2等(11月3日、門田健一氏)。3月には18等以下になる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Dec. 19 11 4.96 13 35.2 1.497 1.991 104 17.1 2:54 (221, 31) Dec. 26 11 9.95 14 21.2 1.462 2.034 111 17.1 2:58 (214, 34) ボアッティーニ彗星 (C/2008 S3) 現在は17.4等(11月6日、C. Rinner, F. Kugel)。2010年から2012年にかけて、長期に渡って17等で観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Dec. 19 2 34.58 18 6.5 7.920 8.642 134 17.4 20:59 (175, 37) Dec. 26 2 30.61 17 53.1 8.002 8.626 126 17.4 21:02 (165, 36) アシュブルック-ジャクソン彗星 (47P) 2008年夏に15〜16等まで明るくなった。現在は17.2等(12月6日、A. Garrigos S., T. Garrigos S., C. Garrigos S.)。1月には18等以下になる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Dec. 19 3 4.20 34 7.1 2.473 3.312 142 17.6 21:11 (180, 21) Dec. 26 3 1.93 33 41.3 2.551 3.330 136 17.7 21:02 (175, 21) シュヴァスマン-ヴァハマン第２彗星 (31P) 2010年の初めと、2011年の初めに、17.5等に達し、条件良く観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Dec. 19 5 38.63 20 20.8 2.624 3.607 176 17.7 23:45 (180, 35) Dec. 26 5 33.55 20 24.6 2.628 3.599 169 17.7 23:12 (180, 35) ヒル彗星 (232P/2009 W1) 冬に17.5等で条件良く観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Dec. 19 10 4.44 30 45.2 2.366 3.017 123 17.9 2:54 (199, 22) Dec. 26 10 5.55 31 26.1 2.301 3.023 129 17.8 2:58 (192, 23) リニア彗星 (C/2009 T3) 11月には16.8等と明るかった(11月14日、門田健一氏)。現在は減光中。12月末には18等以下になる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Dec. 19 0 34.48 19 58.7 1.792 2.298 108 17.9 20:59 (144, 26) Dec. 26 0 19.02 18 45.3 1.943 2.289 97 18.0 21:02 (133, 21) ニート彗星 (P/2004 F3) 2004年から2005年にかけて14等まで明るくなった新周期彗星。遠日点でも18等で観測できるはずだが、2008年1月以降、観測されていない。急減光したようだ。現在は、実際には20.4等以下(9月16日、Leonid Elenin)。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Dec. 19 6 53.97 29 49.8 4.041 4.994 163 20.0 1:05 (180, 25) Dec. 26 6 49.13 30 8.0 4.014 4.986 170 20.0 0:32 (180, 25)