今週の明るい彗星 (2009年1月24日：北半球版)

English version Home page	Updated on January 25, 2009
先週 南半球版 来週

最適時刻と方位・高度は、北緯35度の地点での値です。 方位は、0度が南、90度が西、180度が北、270度が東を示しています。

鹿林彗星 (C/2007 N3) 明け方の空で、急激に高く見えるようになってきた。現在は6.8等(1月23日、Alexandre Amorim)。2月に5等に達すると期待されている。春まで、最盛期をずっと最良の条件で観測できる。彗星が黄道面に沿って移動するため、アンチテールが良く見えている。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Jan. 24 15 34.94 -18 25.1 1.190 1.230 68 6.9 5:36 (330, 31) Jan. 31 15 17.40 -17 22.9 0.973 1.253 79 6.5 5:33 (341, 35) 串田彗星 (144P) 予想以上に急激に増光した。現在は8.4等とたいへん明るい(1月16日、Juan Jose Gonzalez)。巨大な姿が双眼鏡でも見えるほどになっている。これから2月まで、夕空に高く、9等の明るさで条件良く観測できる。その後も初夏までずっと観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Jan. 24 4 5.86 15 54.2 0.681 1.439 118 8.9 19:51 ( 0, 71) Jan. 31 4 21.41 16 11.6 0.712 1.440 115 9.0 19:39 ( 0, 71) ベーティン彗星 (85P) 冬に7等に達し、条件良く観測できると期待されていた。だが、この彗星は1986年以来、観測されていない。12月1日には20等以下で、彗星は写らなかった(織部隆明氏)。予想より大幅に暗いようだ。観測条件は良く、北半球、南半球ともに、これから初夏までずっと観測できる状態が続く。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Jan. 24 1 25.36 14 57.4 0.962 1.268 81 9.0 18:47 ( 53, 61) Jan. 31 1 56.44 17 41.9 1.010 1.312 82 9.7 18:54 ( 58, 62) クリステンセン彗星 (C/2006 W3) 予想を上回って急激に増光している。すでに9.8等とかなり明るい(1月16日、Juan Jose Gonzalez)。2009年夏に8等に達すると期待されている。北天を移動するため、それまで日本からはずっと観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Jan. 24 22 10.00 39 44.7 3.822 3.501 63 9.9 18:47 (118, 33) Jan. 31 22 13.94 38 27.7 3.876 3.472 58 9.9 18:54 (119, 27) ブロートン彗星 (C/2006 OF2) 現在は9.8等と明るい(1月16日、Juan Jose Gonzalez)。今後は次第に暗くなっていく。5月に13等で夕空に低くなるまで、長期に渡って眼視で見える。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Jan. 24 5 56.44 50 54.2 2.015 2.815 136 10.6 21:41 (180, 74) Jan. 31 5 56.15 49 2.1 2.096 2.853 132 10.8 21:13 (180, 76) マクノート彗星 (C/2008 A1) 9月に南天で6.3等に達した(9月4日、Marco Goiato)。現在もまだ10.0等と明るい(1月13日、U. Pilz)。北天で暗くなっていく様子をずっと観測できる。南半球では二度と見えない。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Jan. 24 19 36.91 32 20.3 2.529 2.088 52 10.7 5:36 (244, 20) Jan. 31 19 50.96 35 28.1 2.579 2.170 54 10.9 5:33 (242, 24) クリステンセン彗星 (210P/2008 X4) 2003年に太陽観測探査機SOHOで発見された、明るい新周期彗星の初回帰。今回は、STEREO-B探査機で再発見された。明け方の空に現れてきた。現在は11.2等と、明るく見えている(1月16日、門田健一氏)が、当初の予報より1〜2等ほど暗い。今後は、次第に暗くなる様子を条件良く観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Jan. 24 16 14.45 -7 35.6 0.626 0.882 61 12.2 5:36 (314, 35) Jan. 31 16 10.53 -6 6.6 0.667 0.983 70 13.0 5:33 (320, 40) サイディング・スプリング彗星 (C/2007 Q3) すでに12.8等と明るく、眼視でも見えている(1月5日、Marco Goiato)。日本からは超低空だが、南半球では条件良く観測できる。2009年末から2010年の初めにかけて、10等に達すると期待されている。彗星はしばらく南天を移動するため、日本からは、2009年9月まではほとんど観測できない。2009年10月以降は、しばらく10等で条件良く観測できる。南半球では、2009年6月に11等になるまで、長期に渡って増光していく様子を観測できるが、最盛期以降は観測できなくなる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Jan. 24 5 19.60 -49 31.2 3.286 3.588 99 12.4 21:03 ( 0, 6) Jan. 31 5 16.52 -47 50.4 3.248 3.533 98 12.3 20:33 ( 0, 7) リニア彗星 (C/2007 G1) 夏に11.5等まで明るくなった(8月4日、Marco Goiato)。2009年春にかけて、長期に渡って12等の明るさを保つ。だが、すでに日本からは観測できない。2009年秋には再び見えるようになるが、15等以下であり、その後はずっと超低空でしかない。南半球では、暗くなるまでずっと観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Jan. 24 19 49.47 -73 54.9 3.190 2.744 54 12.4 5:36 (341,-33) Jan. 31 20 40.59 -75 10.7 3.162 2.765 57 12.4 5:33 (342,-35) コプフ彗星 (22P) 現在は14.7等と、予報通りに明るくなってきている(1月10日、門田健一氏)。春から秋にかけて、長期に渡って9〜10等と明るく見える。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Jan. 24 16 15.41 -17 10.7 2.285 1.969 59 13.3 5:36 (320, 27) Jan. 31 16 32.83 -17 47.8 2.189 1.932 61 13.0 5:33 (322, 28) マクノート彗星 (C/2006 Q1) 5月に10.9等に達した(5月11日、Marco Goiato)。ゆっくりと減光中。現在は13.7等(1月9日、門田健一氏)。今後は夏まで、長期に渡って12〜14等で見える。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Jan. 24 16 10.77 8 40.8 3.687 3.452 68 13.0 5:36 (301, 48) Jan. 31 16 18.05 10 8.7 3.641 3.493 73 13.0 5:33 (304, 52) チュリュモフ-ゲラシメンコ彗星 (67P) 現在は11.5等と、かなり明るい(1月16日、Juan Jose Gonzalez)。5月まで12〜13等を保ち、長期に渡って夕空で観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Jan. 24 23 48.33 -3 8.9 1.672 1.319 52 13.5 18:47 ( 60, 31) Jan. 31 0 8.46 -0 21.4 1.670 1.294 50 13.3 18:54 ( 66, 30) カーディナル彗星 (C/2008 T2) 現在は13.3等で、眼視で見えている(1月16日、Juan Jose Gonzalez)。12月までは北極星に近く、一晩中見えている。これから次第に明るくなり、6月に10〜11等に達する。日本からは、5月に最盛期を迎えるまでは条件良く観測できるが、それ以降は二度と見えなくなる。南半球では、4月まで観測できないが、それ以降は次第に暗くなる様子を見られる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Jan. 24 1 53.56 74 17.8 1.882 2.357 106 13.6 18:47 (173, 50) Jan. 31 2 13.52 71 29.1 1.841 2.280 103 13.4 18:54 (170, 52) シュヴァスマン-ヴァハマン第１彗星 (29P) 12月下旬に新たなバーストを起こし、現在もまだ10.8等と明るく見えている(1月20日、宮崎修氏)。さらに、9月下旬の大バーストの残光もいまだに見えており、空の条件が良ければ、9分角まで広がった淡く巨大なコマが見える。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Jan. 24 7 57.54 23 37.1 5.122 6.099 172 13.4 23:41 ( 0, 79) Jan. 31 7 53.99 23 40.7 5.146 6.101 164 13.4 23:10 ( 0, 79) ボレリー彗星 (19P) 夏に9.6等に達した(8月2日、Juan Jose Gonzalez)。現在は減光中。すでに13.6等まで暗くなってきた(1月9日、門田健一氏)。今後は、明け方の空で暗くなっていく様子を観測できる。まだしばらく眼視でも見えるだろう。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Jan. 24 13 50.56 31 19.8 1.882 2.366 107 14.4 5:36 (356, 86) Jan. 31 13 52.97 32 34.8 1.869 2.417 111 14.5 5:12 ( 0, 88) ヴィルト第４彗星 (116P) 現在は14.3等(1月8日、Alan Hale)で、眼視でも見えている。1月から7月にかけて、長期に渡って12〜13等で観測できると期待されていた。だが、実際にはかなり暗く、14等止まりのようだ。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Jan. 24 9 57.42 18 1.5 1.550 2.491 158 14.6 1:45 ( 0, 73) Jan. 31 9 52.90 18 26.9 1.501 2.469 166 14.4 1:13 ( 0, 73) マクノート彗星 (C/2005 L3) 2008年は春から秋にかけて13等と、眼視で明るく見えた。これから夏にかけて、再び14等で眼視でも見られそう。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Jan. 24 15 18.18 23 51.5 6.193 6.209 86 14.7 5:36 (294, 68) Jan. 31 15 17.07 24 53.0 6.112 6.230 92 14.7 5:33 (302, 73) スキッフ彗星 (C/2007 B2) 2008年春に12.7等まで明るくなった(4月12日、Marco Goiato)。だが、すでに14.9等まで暗くなっている(7月22日、津村光則氏)。日本からは二度と見えない。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Jan. 24 17 50.40 -43 45.4 4.035 3.349 40 15.0 5:36 (321, -6) Jan. 31 18 4.36 -44 21.1 4.011 3.380 44 15.0 5:33 (323, -5) ガン彗星 (65P) 現在は15.6等(1月10日、門田健一氏)。2010年の夏に12〜13等まで明るくなる。2009年の春には14.5等に達し、夏までしばらく条件良く観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Jan. 24 12 40.29 9 5.1 2.737 3.311 117 15.2 4:27 ( 0, 64) Jan. 31 12 41.25 9 22.9 2.631 3.290 124 15.1 4:01 ( 0, 64) スミルノワ-チェルヌイフ彗星 (74P) 現在は16.2等(1月10日、門田健一氏)。春にかけて、15〜16等で条件良く観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Jan. 24 9 36.41 22 22.0 2.663 3.617 163 15.3 1:24 ( 0, 77) Jan. 31 9 31.97 22 52.6 2.639 3.612 169 15.3 0:52 ( 0, 78) ロングモア彗星 (77P) 現在は16.6等(1月9日、門田健一氏)。春に15等で条件良く観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Jan. 24 12 42.13 14 40.2 1.930 2.554 118 16.1 4:29 ( 0, 70) Jan. 31 12 43.06 14 23.2 1.837 2.535 125 15.9 4:02 ( 0, 69) リニア-ニート彗星 (204P/2008 R5) 2001年の発見時は、近日点通過後に急激に明るくなった。今回も、9月初めには20等とたいへん暗かったが、現在は16.4等(1月17日、Catalina Sky Survey)と、急激に増光している。しばらく条件が良いが、今後は急激に減光し、4月には18等以下になる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Jan. 24 8 28.82 22 32.1 0.995 1.978 176 16.0 0:17 ( 0, 77) Jan. 31 8 24.68 23 23.5 1.012 1.991 170 16.0 23:41 ( 0, 78) スペースウォッチ彗星 (C/2006 U6) 現在は16.2等(1月3日、門田健一氏)。夏には南天で14.5等に達したと思われるが、すでに減光中。南半球では、これからずっと観測できる状態が続く。日本からも、ようやく明け方の空に姿を現してきた。今後はゆっくりと暗くなっていく様子を観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Jan. 24 12 18.20 -25 29.3 3.065 3.495 107 16.0 4:05 ( 0, 29) Jan. 31 12 15.03 -24 21.7 3.004 3.544 115 16.0 3:35 ( 0, 31) カーンズ-クェー彗星 (59P) 現在は16.4等(1月1日、門田健一氏)。今後は暗くなりながら夕空に低くなる。5月には観測できなくなる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Jan. 24 2 26.14 25 5.0 2.029 2.378 98 16.1 18:47 ( 41, 77) Jan. 31 2 35.08 25 10.3 2.104 2.372 93 16.1 18:54 ( 57, 74) ダレスト彗星 (6P) 9月に8.5等に達した(9月24日、Juan Jose Gonzalez)。コマが大きく広がった拡散状。すでに、急激に減光中。12月21日にはまだ、約12.2等と明るく、眼視で見えていた(Marco Goiato)。だが、すでに16.1等まで暗くなっている(1月12日、Y. Sugiyama)。2月には18等以下になる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Jan. 24 1 40.59 -10 22.7 2.197 2.182 76 16.3 18:47 ( 27, 41) Jan. 31 1 51.79 -8 36.1 2.318 2.232 72 16.9 18:54 ( 35, 40) ジャコビニ彗星 (205P/2008 R6) 1896年以来行方不明となっていたが、9月10日に、板垣公一氏と金田宏氏によって、112年ぶりに再発見された。バーストで一時的に明るくなっていると思われる。だが、11月になって、再び少し明るくなった。現在もまだ14.4等と明るい状態を保っている(1月2日、門田健一氏)。今後は夕空に低くなり、4月には観測できなくなる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Jan. 24 1 19.16 -3 15.5 2.092 2.040 73 16.8 18:47 ( 38, 45) Jan. 31 1 32.66 -1 59.2 2.204 2.083 69 17.1 18:54 ( 45, 43) リニア彗星 (209P/2008 X2) 現在は17.1等(1月17日、J. F. Hernandez)。急激に増光し、3月から4月にかけて16等で見える。4月初めから急激に南下し、あっという間に日本からは見えなくなる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Jan. 24 11 21.22 55 5.3 0.605 1.456 131 17.0 3:08 (180, 70) Jan. 31 11 44.58 59 37.2 0.547 1.390 127 16.8 3:03 (180, 66) リニア彗星 (C/2008 R3) 現在は16.1等(12月23日、門田健一氏)。今後はゆっくりと暗くなっていき、3月には18等以下になる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Jan. 24 23 6.10 31 23.8 2.281 2.044 63 16.9 18:47 (103, 41) Jan. 31 23 28.12 32 4.2 2.351 2.075 61 17.0 18:54 (105, 39) リニア彗星 (C/2007 U1) 9月から11月にかけて14等に達し、眼視でも見えた。だが、現在は減光中。現在は16.1等まで暗くなった(1月1日、門田健一氏)。夕空で急激に低くなっており、2月には観測できなくなる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Jan. 24 23 46.29 11 27.6 4.110 3.689 58 16.9 18:47 ( 75, 40) Jan. 31 23 46.13 11 28.9 4.252 3.717 51 17.0 18:54 ( 81, 33) マクノート彗星 (P/2008 Y3) 春にかけて17.5等で観測できるが、日本からは南に低い。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Jan. 24 8 38.88 -24 10.1 3.669 4.435 136 17.3 0:27 ( 0, 31) Jan. 31 8 34.41 -24 28.8 3.656 4.435 137 17.3 23:50 ( 0, 30) マティチッチ彗星 (C/2008 Q1) 2008年の夏から秋にかけて、17.5等で観測された。2009年の春にも、再び17等で観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Jan. 24 17 37.89 23 2.7 3.358 2.969 58 17.4 5:36 (267, 39) Jan. 31 17 37.51 23 38.7 3.287 2.976 63 17.3 5:33 (270, 45) シャイン-シャルダハ彗星 (61P) 秋には13.7等に達し、眼視でも見えた(11月6日、Juan Jose Gonzalez)。だが、現在は減光中。すでに16.0等まで暗くなった(12月20日、門田健一氏)。2月には18等以下になる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Jan. 24 3 21.82 10 40.8 1.878 2.358 106 17.3 19:07 ( 0, 66) Jan. 31 3 28.40 11 26.8 1.981 2.381 101 17.5 18:54 ( 5, 66) 小惑星2001 TX16 彗星のような軌道を持つ小惑星。これから5月まで、しばらく17等前後で条件良く観測できる。5月以降はあっという間に暗くなる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Jan. 24 14 12.58 -2 55.4 1.354 1.702 92 17.4 5:36 (351, 52) Jan. 31 14 21.92 -3 30.1 1.326 1.741 96 17.3 5:33 (357, 51) ボアッティーニ彗星 (C/2008 J1) 拡散状だが、7月7日に9.8等まで明るくなった(Juan Jose Gonzalez)。現在は減光中。12月20日には、まだ14.8等で眼視でも見えていた(Jose Carvajal)。日本では、春に暗くなるまで、ずっと観測できる。南半球では二度と見えない。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Jan. 24 2 52.23 51 25.3 2.472 2.945 109 17.5 18:47 (174, 74) Jan. 31 3 1.19 49 4.4 2.611 3.008 104 17.8 18:54 (158, 75) ヒル彗星 (211P/2008 X1) 現在は17.4等(12月14日、門田健一氏)。3月まで、17.5〜18等で条件良く観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Jan. 24 4 51.62 10 13.0 1.726 2.455 127 17.6 20:36 ( 0, 65) Jan. 31 4 51.65 11 30.6 1.783 2.443 121 17.6 20:08 ( 0, 67) リニア-ミュラー彗星 (188P/2007 J7) 2007年秋に14〜15等と明るく観測された。現在は18.1等(11月21日、門田健一氏)。しばらく条件良く観測できる。2月には18等以下になる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Jan. 24 7 48.76 34 10.9 2.659 3.612 163 17.6 23:32 ( 0, 89) Jan. 31 7 43.11 34 7.3 2.711 3.638 156 17.7 22:59 ( 0, 89) ステレオ彗星 (C/2009 A1) ステレオ衛星で発見された小彗星。1月11日に、太陽に0.13天文単位まで接近した。急激に減光しながら、南半球の明け方の空に現れてくる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Jan. 24 18 43.69 -38 50.4 0.922 0.488 29 17.7 5:36 (310,-10) Jan. 31 18 44.65 -47 35.8 1.009 0.685 40 19.4 5:33 (320,-12) ギブス彗星 (P/2008 Y2) 2月に18等で条件良く観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Jan. 24 10 11.76 16 26.3 0.694 1.638 154 17.9 1:59 ( 0, 71) Jan. 31 10 9.86 15 27.7 0.676 1.641 161 17.8 1:30 ( 0, 70) カタリナ彗星 (P/1999 XN120) 現在、最も明るくなっているはずだが、まだ検出されていない。1999年の発見時は、近日点付近でしか観測されなかった。一時的に明るくなっていたとすると、今回は予報よりかなり暗いかもしれない。Josef Muellerが、2007年12月16日に19.2等と報告しているが、確認されていない。12月20日には19.2等以下(James R. Schofer)、1月15日には20.5等以下(Leonid Elenin)で、写らなかった。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Jan. 24 6 3.39 24 4.2 2.451 3.319 146 17.9 21:47 ( 0, 79) Jan. 31 6 0.73 23 54.7 2.515 3.322 139 17.9 21:17 ( 0, 79) レモン彗星 (C/2007 S2) 2007年の秋から冬にかけて、18等で観測された。2009年の冬から春にかけて、再び18等で観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Jan. 24 10 42.11 -6 0.9 4.835 5.605 137 17.9 2:29 ( 0, 49) Jan. 31 10 39.95 -6 9.9 4.776 5.610 144 17.9 2:00 ( 0, 49) ホームズ彗星 (17P) 2007年10月に大バーストを起こし、2等級の明るさに達して、肉眼彗星となった。2008年の春になっても、まだ5.5等の明るさを保っていた(4月30日、Carlos Labordena)が、かなり淡く見づらくなった。大きさは60分角以上まで広がっていた。この秋から冬にかけて、再び好条件で観測できる。最高の空の条件に恵まれれば、全光度は5〜6等で、1〜2度まで広がった、極端に淡い光芒が捉えられるかもしれない。11月4日には、津村光則氏がホームズ彗星の光芒らしきものを捉えている。核近傍の明るさは、現在は17.8等(10月31日、門田健一氏)。バースト前の光度よりは、まだずっと明るい。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Jan. 24 8 51.47 26 41.6 3.258 4.232 170 18.6 0:39 ( 0, 82) Jan. 31 8 45.40 26 47.3 3.279 4.254 170 18.7 0:06 ( 0, 82) オリー彗星 (P/2008 Q2) 10月に地球に最接近した。予想以上に急激に増光して、11月には約13.7等に達し、眼視でも見えた(11月24日、Marco Goiato)。今後は急激に減光すると思われる。だが、1月19日には17.5等と、まだ明るい(Y. Sugiyama)。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Jan. 24 4 4.27 23 21.6 1.014 1.727 119 19.6 19:49 ( 0, 78) Jan. 31 4 16.27 23 55.6 1.108 1.769 115 20.2 19:34 ( 0, 79) ミュラー第５彗星 (173P/2005 T1) 2006年末〜2007年初めにかけて、16.5〜17等と明るく観測された。だが、太陽に近づいてきているにも関わらず、その後は暗くなっている。2008年春の近日点通過の頃は19.4等と暗かった(3月10日、津村光則氏)。この彗星は、発見時にも、近日点通過の頃には極めて暗く観測された。今回も、近日点を前に暗くなってしまった。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Jan. 24 11 53.73 19 35.9 3.636 4.346 131 21.6 3:41 ( 0, 75) Jan. 31 11 52.90 20 13.5 3.573 4.353 137 21.6 3:12 ( 0, 75)