今週の明るい彗星 (2008年1月19日：南半球版)

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 Updated on January 27, 2008
先週 北半球版 来週

最適時刻と方位・高度は、南緯35度の地点での値です。

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* 17P/Holmes

10月24日に大バーストを起こし、2等級の明るさに達して、肉眼彗星となった。1月25日になっても、まだ3.8等の明るさを保っている(Toni Scarmato)。バースト直後は完全に恒星状だったが、その後は丸い円盤状のコマが、次第に大きく広がってきている。視直径はおよそ90分角まで大きくなり、拡散して、巨大な星雲のように見えている。この彗星は、1892年の発見時にも、大バーストを起こして4等まで明るくなった。この時は、いったん暗くなった後で、再度また急増光を見せた。これからしばらく、非常に条件良く観測できる。空の条件が良ければ、まだしばらくは肉眼で楽に見られそう。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Jan. 19   3  6.02   41 31.7   2.227   2.794   115    4.1  20:56 (161, 10)  
Jan. 26   3 11.24   40 42.6   2.335   2.824   109    4.4  20:50 (158, 10)

* 8P/Tuttle

1月初めに地球に接近して、5.4等まで明るくなった(1月3日、吉田誠一)。大きな姿が肉眼でも見えた。だが、すでに6.4等まで暗くなってきた(1月25日、Marco Goiato)。現在、彗星は急激に南下している。日本からは、2月上旬に7.5等で沈むまで観測できる。南半球では暗くなるまでずっと観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Jan. 19   2 26.55  -27 37.2   0.396   1.035    85    6.3  20:56 ( 93, 59)  
Jan. 26   2 40.20  -36 38.9   0.493   1.027    80    6.7  20:50 ( 75, 60)

* 46P/Wirtanen

すでに8.6等(1月26日、Juan Jose Gonzalez)で、眼視でも明るく見えている。1月から3月にかけて8.5等に達し、好条件で観測できる。日本からは、7月に18等以下になるまで、ずっと条件良く観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Jan. 19   0 24.86   -2 12.8   0.971   1.076    66    9.2  20:56 (103, 21)  
Jan. 26   0 47.65    2  5.2   0.952   1.062    66    8.9  20:50 (107, 19)

* C/2007 T1 ( McNaught )

現在は8.7等(1月10日、Marco Goiato)と、この予報よりかなり明るくなっている。日本からはすでに見えない。南半球では、2月にかけて9〜10等で条件良く観測できる。3月には、再び日本でも夕空に11等で姿を現し、暗くなっていく様子を5月まで観測できるだろう。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Jan. 19  16 49.79  -73  3.3   1.313   1.163    58    9.7   3:24 (339, 35)  
Jan. 26  16 20.14  -81  6.1   1.214   1.231    67    9.8   3:33 (349, 38)

* C/2006 Q1 ( McNaught )

現在は12.6等と明るく、眼視でも見えている(12月30日、Marco Goiato)。春に11等に達する。長期に渡って明るく見える彗星だが、しばらくは南天を移動する。南半球では、夏までずっと条件良く観測できる。日本からは、しばらくは超低空で観測は困難。だが、3月からは次第に高くなり、6月にかけては、夕空で11等で眼視でも見えるだろう。その後、再び見えなくなるが、2008年末には再び13等で明け方の空に現れ、その後はしばらく明るく観測できるだろう。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Jan. 19   9 51.28  -51 28.6   2.863   3.245   104   12.2   2:01 (  0, 73)  
Jan. 26   9 48.92  -51 41.2   2.776   3.209   107   12.1   1:31 (  0, 73)

* (3200) Phaethon

12月初めに地球にかなり接近し、12.6等まで明るくなった(12月5日、Juan Jose Gonzalez)。ものすごいスピードで移動していく様子が好条件で観測できた。だが、12月中旬には観測できなくなった。2月には夕空の超低空に16〜17等で姿を現すが、事実上、今回帰はもう二度と見えない。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Jan. 19  20  9.29  -16 41.4   1.222   0.252     4   12.6  20:56 ( 53,-19)  
Jan. 26  21  7.70   -9  1.8   1.346   0.450    13   14.5  20:50 ( 65,-19)

* 29P/Schwassmann-Wachmann 1

12月29日にバーストを起こした後、1月中旬までバーストを繰り返した。1月15日には10.4等と、かなり明るくなった(P. Clay Sherrod)。その後は少し暗くなってきているが、1月24日にもまだ12.0等と明るく見えている(関勉氏)。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Jan. 19   5 55.52   30 23.9   5.114   5.987   150   13.4  22:02 (180, 25)  
Jan. 26   5 52.74   30 14.4   5.177   5.989   142   13.4  21:32 (180, 25)

* C/2006 OF2 ( Broughton )

すでに13.5等と明るく眼視でも見えている(11月13日、Juan Jose Gonzalez)。2008年の秋に10.5等に達し、条件良く見られる。1月末には低すぎて観測できなくなる。その後、5月には明け方の空に12.5等で姿を現し、その後は2009年5月まで、1年に渡ってずっと14等より明るく、眼視で観測できるだろう。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Jan. 19  22  5.62    0 14.6   4.265   3.528    36   13.6  20:56 ( 84, -9)  
Jan. 26  22 13.23    1 16.7   4.269   3.477    32   13.6  20:50 ( 83,-12)

* C/2006 S5 ( Hill )

現在は13.4等と明るく、眼視でも見えている(1月4日、吉田誠一)。今後、春まで、長期に渡って観測できる。3月までは14等で、眼視で見られそう。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Jan. 19   7 46.13   16 59.1   1.682   2.664   174   13.9  23:52 (180, 38)  
Jan. 26   7 42.97   16 33.5   1.705   2.676   168   13.9  23:22 (180, 38)

* C/2008 A1 ( McNaught )

明るい新彗星。すでに14.0等で、眼視でも見えている(1月12日、Alan Hale)。9月に7等に達すると期待されている。だが、ずっと南天を移動するため、日本からは見づらい。日本からは、3月中旬までずっと高度10度ほどの超低空に位置した後、しばらく見えなくなる。その後、9月下旬に夕空に7等で姿を現した後、年末に10等になるまで、夕空の低空に位置し続ける。その後は明け方の空に回り、北天で暗くなっていく様子をずっと観測できる。南半球では、これから10月下旬まで、ずっと観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Jan. 19   6 20.99  -44 22.4   3.145   3.619   111   14.1  22:26 (  0, 81)  
Jan. 26   6  8.96  -44 33.4   3.102   3.543   108   14.0  21:47 (  0, 80)

* 93P/Lovas 1

現在は13.3等と、眼視でも明るく見えている(1月4日、吉田誠一)。今後もしばらく位置の条件が良いが、次第に暗くなっていく。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Jan. 19   1 57.83   29 50.4   1.281   1.737    99   14.1  20:56 (143, 14)  
Jan. 26   2 15.09   30 24.6   1.346   1.753    96   14.3  20:50 (143, 13)

* C/2007 F1 ( LONEOS )

10月28日に太陽に0.4天文単位まで接近し、5.3等に達した(10月25日、Juan Jose Gonzalez)。現在は減光中で、12月1日にはすでに10.1等まで暗くなった(Marco Goiato)。近日点の直前には増光がかなり鈍ったが、通過した後は急激に減光している。最近の観測がなく、現在の明るさは不明。今後、日本からは二度と見えないが、南半球では高度は低いながらも、暗くなっていく様子をずっと観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Jan. 19  18 44.15  -67 29.0   2.256   1.765    48   14.2   3:24 (337, 24)  
Jan. 26  18 54.70  -69 27.4   2.304   1.877    52   14.5   3:33 (338, 27)

* 192P/2007 T3 ( Shoemaker-Levy 1 )

10月には18等と暗かったが、その後は急激に増光した。現在は13.4等と明るく、眼視でも見えている(1月4日、吉田誠一)。すでに近日点を通過しているが、近日点の後に最大光度となると思われる。2月にかけて14等で見られるだろう。但し、高度は30度程度。その後、4月に17等で西空に低くなるまで観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Jan. 19  23 58.94   -8 57.3   1.779   1.516    58   14.5  20:56 ( 93, 20)  
Jan. 26   0 17.37   -5  6.6   1.840   1.541    56   14.5  20:50 ( 96, 17)

* C/2006 U6 ( Spacewatch )

現在は15.7等(10月6日、門田健一氏)と、予報通りに明るくなってきている。春から夏にかけて、南天で13.5等に達する。南半球では、これからずっと観測できる状態が続く。だが、日本からは、1月まで超低空に位置した後は、観測できなくなる。その後は、2008年末に、15等まで暗くなってから、再び観測できるようになる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Jan. 19   0 31.94  -46 27.3   3.269   2.906    60   14.7  20:56 ( 56, 41)  
Jan. 26   0 38.89  -46 11.7   3.280   2.869    57   14.7  20:50 ( 56, 39)

* C/2007 B2 ( Skiff )

現在は14.3等で、すでに眼視でも見えている(1月19日、Alan Hale)。3月から7月にかけて13.5等に達する。これから5月までは、ずっと条件良く観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Jan. 19  12 48.25    8 40.0   3.185   3.641   109   14.8   3:24 (212, 41)  
Jan. 26  12 49.88    8 13.4   3.056   3.603   116   14.7   3:33 (201, 45)

* C/2007 G1 ( LINEAR )

現在は15.6等(11月24日、門田健一氏)。一時的に観測できなくなっていたが、1月からは明け方の空で次第に高くなっていく。2008年春から2009年春にかけて、長期に渡って12等と明るくなる。但し、彗星は南下するため、日本からは8月までしか観測できない。南半球ではずっと観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Jan. 19  17 46.95    0  4.3   4.766   4.046    38   15.0   3:24 (275, -7)  
Jan. 26  17 52.02   -0 30.4   4.659   3.996    43   14.9   3:33 (271,  0)

* C/2006 K4 ( NEAT )

現在は15.8等(9月2日、R. Salvo)。春まで長期に渡って15等を保つ。南半球でもしばらく低くなっていたが、ゆっくりと高く見えるようになってきている。南の空を移動するため、南半球ではずっと条件良く観測できる。日本からは、二度と観測できないだろう。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Jan. 19  18 17.85  -70 45.4   3.729   3.226    52   14.9   3:24 (339, 28)  
Jan. 26  18 30.91  -72 36.7   3.677   3.236    56   14.9   3:33 (340, 30)

* C/2005 L3 ( McNaught )

2007年の春から秋にかけて、14等で眼視でも見えた。しばらく観測不可能だったが、明け方の空で次第に高くなってきた。春には、再び高い位置で、14等で観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Jan. 19  17 12.29    2 38.1   6.212   5.593    47   15.0   3:24 (268, -1)  
Jan. 26  17 13.58    3 19.4   6.126   5.594    53   15.0   3:33 (262,  6)

* C/2006 V1 ( Catalina )

2007年春から夏にかけて、16等で観測された。しばらく観測できなかったが、南半球では再び姿を現してきた。今後、2008年夏まで16等で条件良く観測できる。日本からは二度と見えない。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Jan. 19  17  9.52  -47 55.9   3.354   2.733    43   15.2   3:24 (312, 26)  
Jan. 26  17 28.77  -48 33.4   3.324   2.748    46   15.2   3:33 (311, 29)

* 110P/Hartley 3

現在は14.5等で、眼視でも見えている(1月4日、吉田誠一)。2月まで、14.5〜15等で非常に条件良く観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Jan. 19   4 56.94   27 37.8   1.674   2.490   137   15.2  21:04 (180, 27)  
Jan. 26   4 56.76   26 52.8   1.735   2.489   130   15.3  20:50 (177, 28)

* 19P/Borrelly

2008年夏に11等に達する。すでに15等まで明るくなってきているはずだが、今回帰は条件が悪く、最近の観測は無い。南半球ではずっと超低空か、地平線の下になり、ほとんど観測できない。日本からは、8月に11等で明け方の空に姿を現すまで観測できない。8月以降は、明け方の空で暗くなっていく様子を観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Jan. 19  22  2.93  -35  4.9   3.160   2.365    30   15.5  20:56 ( 55, 11)  
Jan. 26  22 17.40  -33 40.6   3.137   2.315    27   15.3  20:50 ( 55,  9)

* C/2006 W3 ( Christensen )

すでに14.3等と明るく、眼視でも見えている(12月9日、吉田誠一)。2009年夏に11等に達すると期待されている。北天を移動するため、それまで日本からはずっと観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Jan. 19   3 47.18   62 32.0   5.203   5.762   120   15.4  20:56 (173, -8)  
Jan. 26   3 36.89   61 48.5   5.236   5.714   114   15.4  20:50 (169, -9)

* C/2003 T12 ( SOHO )

2003年に太陽観測探査機SOHOで観測された彗星。周期4年の短周期彗星の可能性があり、もしそうなら、2008年春に戻ってくると予想されている。春に近日点を通過すれば、夕空に12〜15等の明るさで見えるはず。但し、周期の誤差は数ヵ月もあり、偶然の再発見を期待するしかない。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Jan. 19  20  4.24  -15 33.4   1.845   0.869     5   16.4  20:56 ( 52,-21)  
Jan. 26  20 37.57  -14 46.1   1.738   0.760     4   15.4  20:50 ( 55,-20)

* C/2007 W1 ( Boattini )

現在は16.2等まで増光してきている(1月14日、門田健一氏)。2008年6月下旬に太陽に0.85天文単位まで接近し、6等に達すると期待されている。日本からは、これからしばらく条件が良く、明るくなっていく様子を観測できる。2月には14等になり、眼視でも見え始めるだろう。その後、5月25日頃に7.5等になるまで観測できる。近日点の頃は1ヶ月半ほど観測できなくなるが、7月上旬には再び明け方の空に7等で姿を現し、その後は次第に暗くなっていく様子をずっと条件良く観測できる。南半球では、6月中旬に低くなるが、暗くなるまでずっと観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Jan. 19  12 36.19   -7 27.4   2.165   2.625   106   15.9   3:24 (219, 57)  
Jan. 26  12 40.22   -8 22.6   1.990   2.538   112   15.5   3:33 (206, 61)

* 2005 WY3

彗星のような軌道を持つ特異小惑星。11月20日には16.9等まで増光してきている(Siding Spring Survey)が、まだ完全に小惑星状。2月から3月にかけて15等に達する。その後、7月に18等以下になるまで、日本からはずっと観測できる。近日点距離は1.8天文単位とやや大きいが、これから彗星活動を見せるかもしれない。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Jan. 19  10  6.01  -32 13.7   1.082   1.784   119   15.7   2:16 (180, 87)  
Jan. 26  10  9.74  -32  1.5   1.037   1.783   123   15.6   1:52 (180, 87)

* P/2007 H1 ( McNaught )

秋には12.6等に達し、眼視でも明るく見られた(10月5日、吉田誠一)。現在は減光中。12月9日にはまだ14.0等で眼視でも見えた(吉田誠一)が、すでに眼視では難しい。今後は暗くなりながら低くなる。3月に17等で西空に低くなるまで観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Jan. 19   1  2.94   -5  6.1   2.588   2.513    74   15.8  20:56 (107, 30)  
Jan. 26   1 12.40   -3 52.6   2.690   2.533    70   15.9  20:50 (106, 27)

* 26P/Grigg-Skjellerup

1月半ばにはまだ18等と暗く観測されている。だが、急激に増光してくるはず。3月から4月にかけて13等に達し、眼視でも見られると期待されている。南半球ではずっと条件良く観測できる。北半球では、3月までずっと高度が低いが、4月からは高くなり、暗くなっていく様子を観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Jan. 19  12 40.66  -36  7.9   0.917   1.380    93   16.2   3:24 (280, 73)  
Jan. 26  13 10.19  -38 23.5   0.848   1.333    93   15.9   3:33 (288, 74)

* 50P/Arend

現在は14.6等で眼視でも見えている(1月4日、吉田誠一)。春に暗くなるまで、ずっと条件良く観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Jan. 19   2 34.50   43 12.1   1.494   2.049   109   16.2  20:56 (156,  6)  
Jan. 26   2 47.08   42 55.0   1.574   2.071   105   16.4  20:50 (155,  6)

* 70P/Kojima

現在は16.8等(11月23日、門田健一氏)と、予報どおりに明るくなっている。これから4月まで、長期に渡って16.5等で条件良く観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Jan. 19  12 37.57    2 32.5   1.634   2.182   110   16.3   3:24 (212, 48)  
Jan. 26  12 42.16    2 38.9   1.581   2.203   116   16.3   3:33 (200, 51)

* C/2006 K1 ( McNaught )

現在は16.2等(11月24日、門田健一氏)。3月まで夕空で観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Jan. 19   2 48.67  -15 58.8   4.477   4.668    95   16.4  20:56 (118, 57)  
Jan. 26   2 49.35  -14 25.7   4.588   4.687    89   16.5  20:50 (114, 52)

* 74P/Smirnova-Chernykh

2009年から2010年にかけて15等に達する。現在は16.5等(12月18日、J. R. Vidal)。3月まで16.5等で条件良く観測できるだろう。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Jan. 19   4 47.62   23 18.6   3.231   3.990   135   16.6  20:56 (180, 32)  
Jan. 26   4 45.79   23 21.5   3.302   3.982   127   16.6  20:50 (173, 31)

* 188P/2007 J7 ( LINEAR-Mueller )

秋には14.4等で眼視でも見えた(10月6日、吉田誠一)。だが、すでに減光中で、12月半ばには17等まで暗くなっている。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Jan. 19   0 38.14   10 39.4   2.637   2.563    74   16.7  20:56 (115, 15)  
Jan. 26   0 47.56   11 44.6   2.726   2.568    70   16.8  20:50 (114, 12)

* C/2007 U1 ( LINEAR )

2008年秋に15.5等に達し、条件良く観測できる。この冬は、3月まで17等で条件良く観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Jan. 19   5 19.43    4 50.5   3.034   3.820   137   16.7  21:25 (180, 50)  
Jan. 26   5  6.42    5 33.0   3.097   3.789   128   16.7  20:50 (178, 49)

* C/2003 WT42 ( LINEAR )

2005年末から2006年前半にかけて、13等で眼視でも明るく観測された。現在は減光中。再び明け方の空に高くなってきた。6月まで、長期に渡って17等で条件良く観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Jan. 19  14 25.09   -0 32.0   7.069   7.038    84   16.8   3:24 (243, 34)  
Jan. 26  14 26.58   -0 39.9   6.990   7.071    90   16.8   3:33 (235, 40)

* 124P/Mrkos

現在は18.0等(1月7日、門田健一氏)。2月から4月にかけて16等に達し、条件良く観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Jan. 19  11 34.36   60 17.7   1.016   1.778   125   17.1   3:24 (183, -5)  
Jan. 26  11 28.86   60 56.9   0.956   1.741   127   16.9   3:11 (180, -6)

* 65P/Gunn

2010年に13等に達する。現在は遠日点に近いが、17等で条件良く観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Jan. 19   8 45.37   29 34.7   3.312   4.275   166   17.0   0:56 (180, 25)  
Jan. 26   8 40.01   30  1.6   3.291   4.261   168   16.9   0:23 (180, 25)

* 191P/2007 N1 ( McNaught )

近日点を通過した後も増光して、11月半ばに15.5等の最大光度に達した。眼視でも14.5等で見えた(11月14日、Alan Hale)。だが、現在は減光中で、すでに16.8等まで暗くなっている(12月17日、Charles Bell)。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Jan. 19   2 54.46    9 31.9   1.794   2.268   105   16.9  20:56 (143, 38)  
Jan. 26   3  1.25   10 41.5   1.894   2.290   100   17.1  20:50 (140, 35)

* 180P/2006 U3 ( NEAT )

現在は18.3等(12月14日、門田健一氏)。これから春まで、しばらく条件良く観測できる。3月に16.5等に達する。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Jan. 19  11  3.67   28 58.5   1.790   2.605   137   17.1   3:13 (180, 26)  
Jan. 26  11  3.50   30 10.1   1.732   2.591   143   17.0   2:46 (180, 25)

* P/2007 T6 ( Catalina )

2月まで17等で条件良く観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Jan. 19   9 22.37   31 36.2   1.599   2.541   158   17.1   1:33 (180, 24)  
Jan. 26   9 17.56   33  7.1   1.612   2.567   162   17.1   1:00 (180, 22)

* C/2007 M2 ( Catalina )

2008年春から2009年春まで、1年に渡って16等を保つ。日本からは、2008年春まで増光していく様子を条件良く観測できる。但し、彗星が南下するため、2008年7月からは二度と観測できなくなる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Jan. 19  12 52.87   13 28.3   4.136   4.573   110   17.2   3:24 (210, 36)  
Jan. 26  12 50.07   13 13.2   3.993   4.535   117   17.1   3:33 (199, 40)

* C/2007 T5 ( Gibbs )

5月まで17.5等で条件良く観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Jan. 19   8 21.32   32 34.7   3.213   4.178   167   17.2   0:32 (180, 23)  
Jan. 26   8 17.03   33 49.6   3.206   4.164   164   17.2   0:00 (180, 21)

* 117P/Helin-Roman-Alu 1

2005年と2006年に13.5等に達し、眼視でも見られた。すでに太陽から遠ざかっているが、予想より減光が遅く、現在も16.8等と明るい(1月6日、門田健一氏)。2月まで条件良く、16〜17等で観測できるだろう。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Jan. 19   1 46.69    8  0.5   4.247   4.351    89   17.5  20:56 (126, 29)  
Jan. 26   1 49.58    8 27.8   4.371   4.365    83   17.6  20:50 (123, 26)

* C/2002 VQ94 ( LINEAR )

2005年から2007年にかけて、長期に渡って16.5等で観測された。現在は減光中だが、7月まで、長期に渡って17.5等で条件良く観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Jan. 19  14 37.94   15 24.4   8.159   8.168    87   17.5   3:24 (233, 20)  
Jan. 26  14 38.43   15 25.6   8.078   8.192    93   17.5   3:33 (226, 26)

* C/2007 D1 ( LINEAR )

現在は17.8等(11月18日、門田健一氏)。2007年初めに17.5等で観測された。この冬も再び17.5等で観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Jan. 19  11 12.68   -1 29.7   8.238   8.880   128   17.6   3:22 (180, 57)  
Jan. 26  11 11.97   -1 12.3   8.157   8.886   135   17.5   2:54 (180, 56)

* C/2006 M1 ( LINEAR )

現在は17.5等(11月25日、門田健一氏)。遠方の彗星のため、1年半に渡って17等を保った。だが、今後は減光し、2月には18等以下となる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Jan. 19   2 32.42   14  2.3   4.331   4.638   102   17.7  20:56 (141, 31)  
Jan. 26   2 34.69   13 29.2   4.481   4.676    95   17.8  20:50 (136, 29)

* C/2007 Y1 ( LINEAR )

3月まで17.5〜18等で観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Jan. 19   9 30.05   -7 16.4   2.539   3.389   144   17.8   1:41 (180, 62)  
Jan. 26   9 19.41   -4 45.0   2.469   3.379   153   17.8   1:02 (180, 60)

* 173P/2005 T1 ( Mueller 5 )

2006年末〜2007年初めにかけて、16.5〜17等と明るく観測された。だが、太陽に近づいてきているにも関わらず、その後は暗くなっている。現在は条件良く観測できるが、18.4等とかなり暗い(11月21日、門田健一氏)。この彗星は、発見時にも、近日点通過の頃には極めて暗く観測された。今回も、近日点を前に暗くなってしまったと思われる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Jan. 19   7 44.92   26 37.9   3.268   4.246   172   18.6  23:51 (180, 28)  
Jan. 26   7 40.65   27  5.6   3.281   4.242   165   18.7  23:19 (180, 28)

* 128P/Shoemaker-Holt 1

現在は18.6等(11月16日、門田健一氏)。前回1997年には、近日点を通過した後に明るくなり、13等で眼視でも見られた。だが、今回はそのような増光は起こらず、暗いままである。前回と比べると、3〜4等も暗くなった。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Jan. 19   7  2.00   16 42.5   2.331   3.293   165   18.8  23:08 (180, 38)  
Jan. 26   6 57.72   16 51.8   2.374   3.307   157   18.9  22:36 (180, 38)

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