今週の明るい彗星 (2007年11月24日：北半球版)

English version Home page	Updated on November 27, 2007
先週 南半球版 来週

最適時刻と方位・高度は、北緯35度の地点での値です。

17P/Holmes 10月24日に大バーストを起こし、2等級の明るさに達して、肉眼彗星となった。11月25日になっても、まだ3.2等の明るさを保っている。バースト直後は完全に恒星状だったが、その後は丸い円盤状のコマが、次第に大きく広がってきている。コマはすでに満月よりも大きくなり、拡散して、巨大な淡い星雲のように見えている。この彗星は、1892年の発見時にも、大バーストを起こして4等まで明るくなった。この時は、いったん暗くなった後で、再度また急増光を見せた。今後の明るさはまったく予想できないが、これからしばらく、非常に条件良く観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Nov. 24 3 18.79 49 45.5 1.657 2.558 149 3.3 23:06 (180, 75) Dec. 1 3 11.46 48 57.1 1.692 2.587 148 3.6 22:31 (180, 76) 8P/Tuttle 1月に6等に達し、好条件で観測できる。現在、たいへん急激に明るくなっている。すでに10.5等(11月20日、宇都宮章吾氏)で、眼視でも明るい大きな拡散状で見える。日本からは、12月中旬までは一晩中観測でき、その後も2月上旬に7.5等で沈むまで観測できる。南半球では12月末まで見えないが、その後は暗くなるまでずっと観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Nov. 24 18 46.71 84 55.6 0.746 1.397 106 10.3 18:19 (175, 38) Dec. 1 20 48.66 83 44.4 0.631 1.333 108 9.5 18:18 (176, 40) C/2007 F1 ( LONEOS ) すでに日本からは見えなくなったが、南半球では夕空の低空に見えている。10月28日に太陽に0.4天文単位まで接近し、5.3等に達した(10月25日、Juan Jose Gonzalez)。現在は減光中で、すでに8.4等まで暗くなっている(11月20日、Marco Goiato)。近日点の直前には増光がかなり鈍ったが、通過した後は急激に減光している。今後、日本からは二度と見えないが、南半球では高度は低いながらも、暗くなっていく様子をずっと観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Nov. 24 17 22.25 -49 46.3 1.358 0.771 33 9.5 18:19 ( 41,-19) Dec. 1 17 33.73 -53 13.5 1.534 0.905 34 10.5 18:18 ( 40,-22) C/2007 T1 ( McNaught ) 現在は10.6等(10月14日、Mike Linnolt)。日本からはすでに見えない。南半球でも、11月中旬から1ヶ月ほどは観測できなくなっているが、12月中旬から2月にかけて10等で条件良く観測できる。3月には、再び日本でも夕空に11等で姿を現し、暗くなっていく様子を5月まで観測できるだろう。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Nov. 24 17 6.69 -35 52.6 1.869 1.021 21 9.9 18:19 ( 55,-13) Dec. 1 17 6.16 -39 27.0 1.860 0.989 19 9.8 18:18 ( 55,-20) 46P/Wirtanen 急激に明るくなってきている。すでに12.7等(11月7日、Juan Jose Gonzalez)で、眼視でも明るく見えている。1月から3月にかけて8.5等に達し、好条件で観測できる。日本からは、2008年7月に18等以下になるまで、ずっと条件良く観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Nov. 24 22 13.65 -26 22.0 1.086 1.399 84 12.9 18:19 ( 4, 29) Dec. 1 22 24.87 -24 17.7 1.082 1.345 80 12.4 18:18 ( 8, 30) C/2006 Q1 ( McNaught ) 現在は13.0等と明るく、眼視でも見えている(11月15日、Alan Hale)。2008年春に11等に達する。長期に渡って明るく見える彗星だが、しばらくは南天を移動する。南半球では、2008年夏までずっと条件良く観測できる。日本からは、10月から12月にかけていったん明け方の空に13等で姿を現すが、超低空で観測は困難。だが、2008年3月から6月にかけては、夕空で11等で眼視でも見えるだろう。その後、再び見えなくなるが、2008年末には再び13等で明け方の空に現れ、その後はしばらく明るく観測できるだろう。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Nov. 24 9 34.43 -44 1.0 3.604 3.564 79 13.1 5:14 (358, 11) Dec. 1 9 39.71 -45 15.3 3.512 3.521 82 13.0 5:02 ( 0, 10) 93P/Lovas 1 現在は13.6等と、眼視でも明るく見えている(11月3日、吉田誠一)。秋から冬にかけて13.5等で条件良く観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Nov. 24 0 27.52 25 52.4 0.897 1.722 131 13.3 20:16 ( 0, 81) Dec. 1 0 32.37 26 13.0 0.929 1.713 126 13.4 19:53 ( 0, 81) 29P/Schwassmann-Wachmann 1 現在は14.2等と暗い(11月3日、吉田誠一)。7月末から観測できるようになったが、今シーズンはずっと暗い状態が続いており、一度も14等より明るくなっていない。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Nov. 24 6 24.09 30 47.5 5.131 5.969 145 13.4 2:15 ( 0, 86) Dec. 1 6 21.09 30 50.0 5.078 5.971 152 13.3 1:45 ( 0, 86) (3200) Phaethon すでに14.7等まで明るくなり、眼視でも見えている(11月18日、Alan Hale)。これから急激に増光していく様子を、明け方の空で条件良く観測できる。12月初めには13等に達し、眼視でも見える。だが、12月10日から急激に暗く低くなり、数日のうちに観測できなくなってしまう。その後は二度と見えない。南半球ではやや低い。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Nov. 24 8 46.26 29 14.3 0.367 1.188 114 14.3 4:36 ( 0, 84) Dec. 1 9 41.94 25 17.7 0.231 1.082 108 13.4 5:03 ( 0, 80) C/2006 VZ13 ( LINEAR ) 7月14日に7.2等に達した(Maik Meyer)後、8月13日には9.0等まで減光した(Carlos Labordena)。しばらく観測できなかったが、再び観測できるようになっている。南半球では次第に暗くなっていく様子を観測できる。日本からは、地平線すれすれのまま暗くなっていく。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Nov. 24 11 57.86 -38 59.3 2.355 1.946 53 13.9 5:14 (331, 8) Dec. 1 11 48.88 -41 2.7 2.323 2.030 60 14.1 5:19 (339, 10) C/2006 OF2 ( Broughton ) すでに13.9等と明るく眼視でも見えている(11月3日、吉田誠一)。2008年の秋に10.5等に達し、条件良く見られる。ゆっくりと増光していく様子を、しばらく条件良く観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Nov. 24 21 20.60 -5 43.1 3.999 3.943 79 14.0 18:19 ( 25, 46) Dec. 1 21 24.29 -5 11.5 4.050 3.890 73 13.9 18:18 ( 33, 44) C/2006 S5 ( Hill ) 現在は14.2等(11月4日、Alan Hale)と、すでに眼視でも見えるようになっている。冬には14等に達し、条件良く観測できる。今後、来年の春まで、長期に渡って観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Nov. 24 7 54.93 21 32.6 1.946 2.636 124 14.2 3:45 ( 0, 77) Dec. 1 7 57.43 20 53.1 1.877 2.632 131 14.1 3:20 ( 0, 76) P/2007 H1 ( McNaught ) 秋には12.6等に達し、眼視でも明るく見られた(10月5日、吉田誠一)。現在は暗くなりつつあるが、まだ13.3等と明るく眼視でも見えている(11月3日、吉田誠一)。今後もしばらく条件良く観測できる。もう少し眼視で見られそう。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Nov. 24 0 6.27 -13 20.0 1.799 2.381 114 14.5 19:54 ( 0, 42) Dec. 1 0 10.78 -12 35.4 1.890 2.395 108 14.7 19:31 ( 0, 43) 110P/Hartley 3 短期間に急激に増光し、現在は15.3等に達している(11月3日、Tony Farkas)。10月から2月まで、14.5〜15等で非常に条件良く観測できる。眼視でも見えるかもしれないが、10月5日には14.4等以下で見えなかった(吉田誠一)。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Nov. 24 5 35.35 33 14.6 1.598 2.526 154 14.7 1:27 ( 0, 88) Dec. 1 5 30.18 32 50.3 1.563 2.519 161 14.6 0:54 ( 0, 88) C/2006 U6 ( Spacewatch ) 現在は15.9等(9月8日、門田健一氏)と、予報通りに明るくなってきている。2008年の春から夏にかけて、南天で13.5等に達する。南半球では、これからずっと観測できる状態が続く。だが、日本からは、1月まで超低空に位置した後は、観測できなくなる。その後は、2008年末に、15等まで暗くなってから、再び観測できるようになる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Nov. 24 0 22.23 -46 31.8 2.959 3.239 97 15.0 20:10 ( 0, 8) Dec. 1 0 18.63 -46 55.6 3.010 3.194 91 14.9 19:39 ( 0, 8) C/2006 K4 ( NEAT ) 現在は15.8等(9月2日、R. Salvo)。2008年春まで長期に渡って15等を保つ。南の空を移動するため、南半球では、冬にはいったん低くなるが、ずっと条件良く観測できる。日本からは、二度と観測できないだろう。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Nov. 24 17 8.04 -60 41.9 3.850 3.189 42 15.0 18:19 ( 32,-26) Dec. 1 17 14.26 -61 32.8 3.871 3.189 40 15.0 18:18 ( 33,-28) C/2006 XA1 ( LINEAR ) 2007年春に13.2等に達した(5月12日、Carlos Labordena)が、その後は長期に渡って観測不可能だった。南半球では、明け方の空に現れてくる。だが、日本からは超低空のため、観測できないだろう。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Nov. 24 13 35.09 -32 16.2 3.139 2.381 33 15.1 5:14 (311, 1) Dec. 1 13 48.80 -34 17.3 3.154 2.435 36 15.3 5:19 (315, 2) C/2005 L3 ( McNaught ) 2007年の春から秋にかけて、14等で眼視でも見えた。現在は観測不可能。だが、2008年の春には、再び高い位置で、14等で観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Nov. 24 16 55.58 -0 36.4 6.491 5.607 24 15.1 18:19 ( 86, 5) Dec. 1 16 57.81 -0 23.4 6.501 5.604 22 15.2 18:18 ( 90, 0) C/2006 V1 ( Catalina ) 2007年春から夏にかけて、16等で観測された。しばらく観測できなかったが、南半球では再び姿を現してきた。今後、2008年夏まで16等で条件良く観測できる。日本からは二度と見えない。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Nov. 24 14 41.89 -38 42.5 3.544 2.675 24 15.2 5:14 (308,-14) Dec. 1 14 58.90 -40 12.7 3.525 2.675 26 15.2 5:19 (311,-12) 50P/Arend 現在は14.4等で眼視でも見えている(11月12日、Alan Hale)。2008年春に暗くなるまで、ずっと条件良く観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Nov. 24 1 56.85 45 54.5 1.044 1.935 144 15.3 21:44 (180, 79) Dec. 1 1 53.70 45 48.0 1.076 1.943 140 15.4 21:14 (180, 79) 191P/2007 N1 ( McNaught ) 急激に増光して、現在は14.5等まで明るくなり、眼視でも見えている(11月14日、Alan Hale)。今後はしばらく条件良く観測できる。だが、急激に暗くなっていきそう。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Nov. 24 2 42.72 1 50.3 1.189 2.122 154 15.7 22:30 ( 0, 57) Dec. 1 2 39.61 2 26.7 1.237 2.137 147 15.8 21:59 ( 0, 58) C/2006 W3 ( Christensen ) 現在は16.4等(10月3日、門田健一氏)。2009年夏に11等に達すると期待されている。北天を移動するため、それまで日本からはずっと観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Nov. 24 5 46.08 62 44.2 5.423 6.147 133 15.8 1:38 (180, 62) Dec. 1 5 32.19 63 23.6 5.342 6.099 136 15.7 0:57 (180, 62) C/2007 B2 ( Skiff ) 現在は16.5等(10月27日、門田健一氏)と、予報どおりに明るくなってきている。来年3月から7月にかけて13.5等に達し、眼視でも観測できるだろう。これから来年5月までは、ずっと条件良く観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Nov. 24 12 12.68 13 43.2 4.285 3.965 64 15.8 5:14 (288, 46) Dec. 1 12 18.71 12 57.0 4.151 3.922 69 15.7 5:19 (296, 51) C/2006 K1 ( McNaught ) 現在は16.6等(9月20日、門田健一氏)。しばらく南半球でしか観測できなかったが、ようやく日本からも見えるようになってきた。冬にかけて、16等で観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Nov. 24 3 9.44 -26 58.0 3.832 4.544 131 16.0 22:56 ( 0, 28) Dec. 1 3 4.51 -25 55.1 3.878 4.558 128 16.0 22:24 ( 0, 29) 188P/2007 J7 ( LINEAR-Mueller ) 1998年に14等で発見された新周期彗星の、初回帰。現在は14.4等(10月6日、吉田誠一)と、眼視でも見えている。12月まで15等で条件良く観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Nov. 24 23 48.29 3 53.6 1.945 2.557 117 16.0 19:36 ( 0, 59) Dec. 1 23 51.27 4 29.1 2.024 2.554 111 16.1 19:12 ( 0, 60) 70P/Kojima 現在は17.0等(10月20日、Catalina Sky Survey)と、予報どおりに明るくなっている。これから来年4月まで、長期に渡って16.5等で条件良く観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Nov. 24 11 22.42 6 40.4 2.120 2.051 72 16.5 5:14 (309, 51) Dec. 1 11 34.65 5 47.0 2.058 2.063 76 16.5 5:19 (317, 53) 2005 WY3 彗星のような軌道を持つ特異小惑星。8月下旬には、18等の小惑星状と観測されている。2月から3月にかけて15等に達する。その後、7月に18等以下になるまで、日本からはずっと観測できる。近日点距離は1.8天文単位とやや大きいが、これから彗星活動を見せるかもしれない。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Nov. 24 8 59.41 -21 35.8 1.545 1.903 94 16.7 4:49 ( 0, 33) Dec. 1 9 10.57 -23 36.4 1.477 1.878 97 16.6 4:33 ( 0, 31) C/2006 K3 ( McNaught ) 現在は16.8等(8月8日、門田健一氏)。近日点通過前はずっと16.5〜17等で、ほとんど増光しなかった。近日点を過ぎた後も、ほとんど減光していないようだ。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Nov. 24 0 48.95 58 23.9 2.956 3.661 129 16.6 20:36 (180, 67) Dec. 1 0 33.77 57 28.6 3.055 3.712 125 16.7 19:53 (180, 68) 74P/Smirnova-Chernykh 2009年から2010年にかけて15等に達する。現在は17.3等(11月4日、J. A. Henriquez)。冬まで16.5等で条件良く観測できるだろう。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Nov. 24 5 22.57 23 4.8 3.120 4.061 159 16.6 1:14 ( 0, 78) Dec. 1 5 17.93 23 8.1 3.082 4.052 167 16.6 0:42 ( 0, 78) C/2006 M1 ( LINEAR ) 現在は17.5等(9月16日、門田健一氏)。木星よりも遠くにあるため、冬まで長期に渡って17等を保つ。北天を移動するため、今後はずっと高い位置で条件良く観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Nov. 24 2 38.54 22 19.4 3.400 4.349 161 17.0 22:26 ( 0, 77) Dec. 1 2 35.35 20 56.8 3.475 4.384 154 17.1 21:55 ( 0, 76) 65P/Gunn 2010年に13等に達する。現在は遠日点に近いが、秋から冬にかけて、17等で条件良く観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Nov. 24 9 5.02 26 0.6 3.943 4.378 109 17.5 4:55 ( 0, 81) Dec. 1 9 5.48 26 18.9 3.831 4.366 116 17.4 4:28 ( 0, 81) P/2004 F3 ( NEAT ) 2004年と2005年に14〜15等と明るく観測された。すでに遠日点に近いが、2007年も秋に17.5等で条件良く観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Nov. 24 2 49.99 4 44.5 3.968 4.894 157 17.7 22:37 ( 0, 60) Dec. 1 2 46.10 4 44.2 4.022 4.904 150 17.7 22:06 ( 0, 60) C/2007 D1 ( LINEAR ) 現在は17.8等(11月18日、門田健一氏)。2007年初めに17.5等で観測された。この冬も再び17.5等で観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Nov. 24 11 6.76 -2 16.2 9.082 8.839 72 17.8 5:14 (322, 46) Dec. 1 11 8.64 -2 18.7 8.973 8.843 79 17.7 5:19 (332, 49) 179P/2006 U2 ( Jedicke ) 現在は17.5等(11月7日、門田健一氏)。現在が明るさのピークだが、今後はしばらく観測条件が良い。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Nov. 24 3 28.23 -5 22.8 3.181 4.087 153 17.7 23:15 ( 0, 50) Dec. 1 3 24.40 -5 13.3 3.209 4.087 149 17.8 22:44 ( 0, 50) C/2007 M2 ( Catalina ) 2008年春から2009年春まで、1年に渡って16等を保つ。日本からは、2008年春まで増光していく様子を条件良く観測できる。但し、彗星が南下するため、2008年7月からは二度と観測できなくなる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Nov. 24 12 48.44 17 6.2 5.314 4.886 59 18.0 5:14 (278, 41) Dec. 1 12 50.90 16 28.6 5.178 4.846 65 17.9 5:19 (284, 47) 117P/Helin-Roman-Alu 1 2005年と2006年に13.5等に達し、眼視でも見られた。すでに太陽から遠ざかっているが、現在も16.4等(10月6日、門田健一氏)と、この予報より明るく観測されている。この冬は位置の条件が良く、もうしばらく17等で見えそう。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Nov. 24 1 48.47 6 23.9 3.383 4.238 146 17.9 21:36 ( 0, 61) Dec. 1 1 45.67 6 22.0 3.464 4.252 138 18.0 21:06 ( 0, 61) 173P/2005 T1 ( Mueller 5 ) 昨年の冬は16.5等〜17等で観測された。この冬も好条件で観測できる。計算では16等で見えるはず。だが、秋には18.5等と、予報よりかなり暗かった。発見時にも、近日点通過の頃には極めて暗く観測された。今回も、近日点を前に突然に暗くなってしまった可能性もある。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Nov. 24 8 6.82 22 46.4 3.673 4.281 122 18.5 3:57 ( 0, 78) Dec. 1 8 6.47 23 9.1 3.582 4.276 129 18.5 3:29 ( 0, 78)