今週の明るい彗星 (2007年10月20日：北半球版)

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先週 南半球版 来週

最適時刻と方位・高度は、北緯35度の地点での値です。

17P/Holmes 驚くべきことに、10月24日に大バーストを起こし、現在、2.5等の明るさで肉眼でも見えている！ ほとんど恒星状で、まるで新星のように見える。7月に14.5等と観測された後、10月中旬には17等まで、予報どおりに暗くなってきていた。この彗星は、1892年の発見時にも、大バーストを起こして5等まで明るくなった。この時は、いったん暗くなった後で、再度また急増光を見せた。今後の明るさはまったく予想できないが、これからしばらく、非常に条件良く観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Oct. 20 3 56.82 49 41.6 1.648 2.421 130 16.0 2:06 (180, 75) Oct. 27 3 51.15 50 16.7 1.630 2.447 136 2.5 1:33 (180, 75) C/2007 F1 ( LONEOS ) 10月28日に太陽に0.4天文単位まで接近し、4等に達すると期待されている。現在は6.1等(10月19日、Juan Jose Gonzalez)で、超低空ながらも明るく見えている。。ただ、10月10日以降は6等のままで、増光は鈍っている。日本からは、10月下旬まで夕方の地平線すれすれに見えるが、その後は二度と見えなくなる。南半球では、11月上旬に夕空に姿を現し、その後は高度は低いながらも、暗くなっていく様子をずっと観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Oct. 20 13 58.64 17 4.4 0.851 0.464 27 5.0 18:44 (108, 2) Oct. 27 15 7.38 0 3.2 0.720 0.404 20 4.1 18:36 ( 87, 2) C/2007 T1 ( McNaught ) 明るい新彗星。現在は10.6等(10月14日、Mike Linnolt)。これまで日本からずっと条件良く、明るくなってくる様子が見えていたはずだが、発見されなかった。今後、日本からは夕空に低くなり、11月初めには見えなくなる。南半球でも、11月中旬から一ヶ月ほどは観測できなくなるが、12月中旬から2月にかけて10等で条件良く観測できる。3月には、再び日本でも夕空に11等で姿を現し、暗くなっていく様子を5月まで観測できるだろう。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Oct. 20 17 12.72 -16 44.0 1.667 1.327 52 10.8 18:44 ( 52, 19) Oct. 27 17 10.43 -20 58.1 1.731 1.252 45 10.7 18:36 ( 53, 12) C/2006 VZ13 ( LINEAR ) 7月14日に7.2等に達した(Maik Meyer)後、8月13日には9.0等まで減光した(Carlos Labordena)。しばらく観測不可能だったが、南半球では10月下旬に明け方の空に13等で現れ、次第に暗くなっていく様子を観測できる。日本からは、11月中旬に明け方の超低空に14等で現れるが、地平線すれすれのまま暗くなっていく。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Oct. 20 12 20.78 -29 17.4 2.361 1.531 26 12.5 4:45 (297,-13) Oct. 27 12 18.01 -31 8.4 2.386 1.612 30 12.8 4:50 (303, -8) 8P/Tuttle 1月に6等に達し、好条件で観測できる。現在は15.4等(10月7日、鈴木雅之氏)だが、かなり拡散している。眼視では、10月5日には14.6等以下で見えなかった(吉田誠一)が、急激に増光しており、まもなく眼視で見え始めるだろう。日本からは、12月中旬までは一晩中観測でき、その後も2月上旬に7.5等で沈むまで観測できる。南半球では12月末まで見えないが、その後は暗くなるまでずっと観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Oct. 20 13 14.75 87 29.6 1.309 1.746 97 13.4 4:45 (183, 35) Oct. 27 14 20.80 86 36.0 1.199 1.674 99 12.9 18:36 (176, 34) 29P/Schwassmann-Wachmann 1 現在は14.1等と暗い(10月5日、吉田誠一)。7月末から観測できるようになったが、今シーズンはずっと暗い状態が続いており、一度も14等より明るくなっていない。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Oct. 20 6 30.55 30 26.4 5.554 5.958 109 13.5 4:39 ( 0, 85) Oct. 27 6 30.52 30 31.0 5.454 5.961 116 13.5 4:11 ( 0, 86) C/2006 Q1 ( McNaught ) 10月1日に14.4等(S. G. McAndrew)と、期待どおりに明るくなってきている。2008年春に11等に達する。長期に渡って明るく見える彗星だが、しばらくは南天を移動する。南半球では、2008年夏までずっと条件良く観測できる。日本からは、10月から12月にかけていったん明け方の空に13等で姿を現すが、超低空で観測は困難。だが、2008年3月から6月にかけては、夕空で11等で眼視でも見えるだろう。その後、再び見えなくなるが、2008年末には再び13等で明け方の空に現れ、その後はしばらく明るく観測できるだろう。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Oct. 20 8 59.44 -37 42.6 4.051 3.785 67 13.6 4:45 (332, 10) Oct. 27 9 7.35 -38 56.7 3.964 3.739 69 13.5 4:50 (337, 11) 93P/Lovas 1 急激に増光して、すでに13.4等と、眼視でもかなり明るく見えるようになっている(10月6日、吉田誠一)。秋から冬にかけて13.5等で条件良く観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Oct. 20 0 35.50 23 39.2 0.838 1.806 160 13.8 22:40 ( 0, 79) Oct. 27 0 30.40 24 18.6 0.833 1.784 155 13.6 22:08 ( 0, 79) P/2007 H1 ( McNaught ) 現在は12.7等と明るい(10月11日、Juan Jose Gonzalez)。集光が強く、眼視でも見やすい。この秋はしばらく、13等で非常に条件良く観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Oct. 20 0 0.02 -14 32.0 1.432 2.323 145 13.8 22:05 ( 0, 40) Oct. 27 23 59.00 -14 42.0 1.491 2.333 138 13.9 21:37 ( 0, 40) C/2006 OF2 ( Broughton ) すでに13.5等と明るく眼視でも見えている(10月11日、Juan Jose Gonzalez)。2008年の秋に10.5等に達し、条件良く見られる。ゆっくりと増光していく様子を、しばらく条件良く観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Oct. 20 21 13.17 -7 32.0 3.735 4.211 112 14.1 19:19 ( 0, 48) Oct. 27 21 13.07 -7 16.3 3.785 4.157 105 14.1 18:51 ( 0, 48) C/2006 XA1 ( LINEAR ) 2007年春に13.2等に達した(5月12日、Carlos Labordena)が、現在は観測不可能。南半球では、11月に15等で再び観測できるようになるが、日本からは二度と見えない。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Oct. 20 12 24.60 -20 54.7 3.034 2.130 20 14.3 4:45 (289, -9) Oct. 27 12 38.90 -23 20.7 3.059 2.177 22 14.5 4:50 (294, -7) C/2006 S5 ( Hill ) 現在は15.7等(9月16日、門田健一氏)と、予報通りに明るくなってきている。冬には14等に達し、条件良く観測できる。眼視でも見えると期待されている。今後、来年の春まで、長期に渡って観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Oct. 20 7 25.19 24 48.5 2.376 2.683 96 14.7 4:45 (311, 75) Oct. 27 7 33.20 24 11.2 2.281 2.670 101 14.6 4:50 (333, 78) 46P/Wirtanen 1月から3月にかけて8.5等に達し、好条件で観測できる。日本からは、2008年7月に18等以下になるまで、ずっと条件良く観測できる。現在は16.5等(10月6日、門田健一氏)だが、急激に増光する。11月には眼視で見えるようになるだろう。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Oct. 20 21 48.02 -33 22.7 1.062 1.690 110 15.0 19:54 ( 0, 22) Oct. 27 21 48.55 -32 25.9 1.069 1.631 104 14.6 19:27 ( 0, 23) C/2006 K4 ( NEAT ) 現在は15.8等(9月2日、R. Salvo)。2008年春まで長期に渡って15等を保つ。南の空を移動するため、南半球では、冬にはいったん低くなるが、ずっと条件良く観測できる。日本からは、二度と観測できないだろう。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Oct. 20 16 49.14 -57 58.1 3.589 3.212 60 14.8 18:44 ( 27,-15) Oct. 27 16 50.99 -58 19.2 3.661 3.205 55 14.9 18:36 ( 29,-17) 110P/Hartley 3 短期間に急激に増光し、現在は15.5等に達している(10月1日、J. Maria Ruiz M.)。10月から2月まで、14.5〜15等で非常に条件良く観測できる。眼視でも見えるかもしれないが、10月5日には14.4等以下で見えなかった(吉田誠一)。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Oct. 20 5 40.71 33 48.8 1.928 2.570 119 15.2 3:49 ( 0, 89) Oct. 27 5 42.71 33 50.6 1.846 2.560 126 14.9 3:24 ( 0, 89) C/2006 U6 ( Spacewatch ) 現在は15.9等(9月8日、門田健一氏)と、予報通りに明るくなってきている。2008年の春から夏にかけて、南天で13.5等に達する。南半球では、これからずっと観測できる状態が続く。だが、日本からは、11月には高度が10度以下となり、その後、1月まで超低空に位置した後は、観測できなくなる。その後は、2008年末に、15等まで暗くなってから、再び観測できるようになる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Oct. 20 0 55.34 -40 53.3 2.769 3.474 128 15.1 23:00 ( 0, 14) Oct. 27 0 47.55 -42 34.6 2.791 3.426 122 15.1 22:25 ( 0, 12) C/2005 L3 ( McNaught ) 現在は14.1等と明るく眼視でも見えている(10月5日、吉田誠一)。春からしばらく条件良く観測できたが、今後はどんどん低くなり、11月には見えなくなる。だが、2008年の春には、再び高い位置で、14等で観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Oct. 20 16 47.15 -1 7.5 6.246 5.630 48 15.1 18:44 ( 69, 25) Oct. 27 16 48.31 -1 4.9 6.319 5.625 42 15.1 18:36 ( 72, 22) 50P/Arend 現在は15.5等(10月1日、J. Maria Ruiz M.)。2008年春に暗くなるまで、ずっと条件良く観測できる。眼視でも見えるかもしれないが、10月6日には14.3等以下で見えなかった(吉田誠一)。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Oct. 20 2 31.08 41 38.0 1.018 1.927 146 15.3 0:40 (180, 83) Oct. 27 2 24.27 43 13.8 1.004 1.925 148 15.2 0:06 (180, 82) C/2006 V1 ( Catalina ) 2007年春から夏にかけて、16等で観測された。現在は観測不可能となっているが、南半球では、冬に再び16等で姿を現し、2008年夏まで16等で条件良く観測できる。日本からは二度と見えない。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Oct. 20 13 25.01 -30 24.2 3.614 2.704 20 15.3 4:45 (290,-26) Oct. 27 13 39.30 -32 7.6 3.604 2.694 20 15.3 4:50 (294,-23) 188P/2007 J7 ( LINEAR-Mueller ) 1998年に14等で発見された新周期彗星の、初回帰。現在は15.5等(10月5日、大島雄二氏)と、予報通りに明るくなった。眼視でも14.4等で見えている(10月6日、吉田誠一)。12月まで15〜16等で条件良く観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Oct. 20 23 51.65 2 13.7 1.657 2.583 152 15.7 21:57 ( 0, 57) Oct. 27 23 48.57 2 24.0 1.697 2.576 145 15.7 21:26 ( 0, 57) C/2007 G1 ( LINEAR ) 現在は16.5等(9月16日、門田健一氏)。2008年夏に12等に達する。日本からは、それまで増光していく様子をほぼずっと観測できる。だが、その後は南に去り、日本からは二度と見えなくなる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Oct. 20 16 43.90 12 9.2 5.265 4.710 51 15.8 18:44 ( 82, 33) Oct. 27 16 47.48 10 52.6 5.279 4.658 46 15.8 18:36 ( 83, 29) C/2006 K1 ( McNaught ) 現在は16.6等(9月20日、門田健一氏)。しばらく南半球でしか観測できなかったが、ようやく日本からも見えるようになってきた。冬にかけて、16等で観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Oct. 20 3 36.30 -29 50.2 3.773 4.488 130 15.9 1:45 ( 0, 25) Oct. 27 3 31.25 -29 34.9 3.762 4.498 132 15.9 1:13 ( 0, 25) C/2006 W3 ( Christensen ) 現在は16.4等(10月3日、門田健一氏)。2009年夏に11等に達すると期待されている。北天を移動するため、それまで日本からはずっと観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Oct. 20 6 29.52 58 3.1 6.018 6.388 107 16.2 4:38 (180, 67) Oct. 27 6 24.26 59 3.7 5.879 6.340 113 16.1 4:06 (180, 66) C/2005 EL173 ( LONEOS ) 2006年の暮れから2007年初めにかけて、15.5等に達した。現在は減光中で、16.0等(10月6日、門田健一氏)。やや南に低いが、秋には16.5等で観測できる。2008年初めには、17.5等以下になって西空に沈む。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Oct. 20 3 29.40 -34 34.0 3.674 4.359 127 16.2 1:39 ( 0, 20) Oct. 27 3 15.23 -35 13.7 3.688 4.386 129 16.3 0:57 ( 0, 20) C/2006 K3 ( McNaught ) 現在は16.8等(8月8日、門田健一氏)。近日点通過前はずっと16.5〜17等で、ほとんど増光しなかった。近日点を過ぎた後も、ほとんど減光していないようだ。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Oct. 20 2 40.93 58 5.8 2.685 3.417 130 16.2 0:51 (180, 67) Oct. 27 2 17.08 59 5.7 2.706 3.465 133 16.3 23:53 (180, 66) C/2007 B2 ( Skiff ) しばらく観測できなかったが、明け方の空に現れて来た。すでに16.5等まで明るくなっているはず。来年3月から7月にかけて13.5等に達し、眼視でも観測できるだろう。これから来年5月までは、ずっと条件良く観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Oct. 20 11 39.13 17 59.2 4.890 4.182 40 16.4 4:45 (263, 22) Oct. 27 11 46.19 17 5.1 4.780 4.137 45 16.3 4:50 (267, 27) 191P/2007 N1 ( McNaught ) 現在は16.6等(10月5日、井狩康一氏)。11月まで16等を保つ。その後、1月に18等以下になるまで、ずっと条件良く観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Oct. 20 3 5.70 1 19.7 1.117 2.068 156 16.4 1:15 ( 0, 56) Oct. 27 3 1.54 1 7.5 1.109 2.076 161 16.4 0:43 ( 0, 56) 70P/Kojima しばらく観測できなかったが、ようやく明け方の空に高くなってくる。すでに17等まで明るくなっているはず。これから来年4月まで、長期に渡って16.5等で条件良く観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Oct. 20 10 13.50 11 48.5 2.413 2.015 55 16.7 4:45 (281, 36) Oct. 27 10 28.18 10 44.4 2.356 2.019 58 16.6 4:50 (286, 39) (3200) Phaethon これから急激に増光していく様子を、明け方の空で条件良く観測できる。12月初めには13等に達し、眼視でも見える。だが、12月10日から急激に暗く低くなり、数日のうちに観測できなくなってしまう。その後は二度と見えない。南半球ではやや低い。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Oct. 20 7 17.04 32 2.1 1.116 1.613 99 17.1 4:45 (287, 81) Oct. 27 7 29.17 31 52.0 0.963 1.540 103 16.7 4:50 (307, 85) C/2007 E1 ( Garradd ) 4月上旬に地球に接近して、8.7等に達した(4月10日、Werner hasubick)。その後、5月26日に11.8等まで減光した(吉田誠一)後、夕空に沈んだ。現在は17.4等まで暗くなっている(10月5日、井狩康一氏)。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Oct. 20 5 5.24 30 54.4 1.701 2.439 127 16.8 3:15 ( 0, 86) Oct. 27 4 36.42 30 33.6 1.665 2.513 140 17.0 2:19 ( 0, 86) C/2006 M1 ( LINEAR ) 現在は17.5等(9月16日、門田健一氏)。木星よりも遠くにあるため、冬まで長期に渡って17等を保つ。北天を移動するため、今後はずっと高い位置で条件良く観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Oct. 20 2 59.56 29 18.6 3.273 4.183 152 16.9 1:09 ( 0, 84) Oct. 27 2 55.25 28 0.1 3.266 4.215 160 16.9 0:37 ( 0, 83) 173P/2005 T1 ( Mueller 5 ) 昨年の冬は16.5等〜17等で観測された。この冬も好条件で観測できる。16等に達すると期待されている。だが、9月と10月にはMt. Lemmon Surveyで19等と暗く報告されている。発見時にも、近日点通過の頃には極めて暗く観測された。今回も、近日点を前に突然に暗くなってしまった可能性もある。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Oct. 20 7 56.85 21 40.1 4.208 4.309 89 17.0 4:45 (302, 68) Oct. 27 8 0.29 21 47.6 4.095 4.303 95 16.9 4:50 (317, 73) 74P/Smirnova-Chernykh 2009年から2010年にかけて15等に達する。9月中旬にLINEARでは19等と報告されているが、今年は冬まで16.5等で条件良く観測できるだろう。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Oct. 20 5 35.42 22 40.6 3.492 4.105 121 17.0 3:44 ( 0, 78) Oct. 27 5 34.54 22 46.1 3.397 4.096 128 16.9 3:16 ( 0, 78) C/2005 S4 ( McNaught ) 現在は17.4等(9月16日、門田健一氏)。2008年秋まで、長期に渡って17等で観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Oct. 20 19 8.33 16 10.8 5.871 5.888 86 17.0 18:44 ( 52, 63) Oct. 27 19 7.84 16 1.6 5.976 5.893 80 17.1 18:36 ( 59, 59) 2005 WY3 彗星のような軌道を持つ特異小惑星。8月下旬には、18等の小惑星状と観測されている。2月から3月にかけて15等に達する。その後、7月に18等以下になるまで、日本からはずっと観測できる。近日点距離は1.8天文単位とやや大きいが、これから彗星活動を見せるかもしれない。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Oct. 20 7 57.37 -11 17.1 1.931 2.064 83 17.3 4:45 (334, 40) Oct. 27 8 10.38 -13 16.9 1.847 2.028 85 17.1 4:50 (341, 40) P/2007 T2 ( Kowalski ) 16等と明るい新彗星だが、今後は急激に暗くなり、あっという間に見えなくなる。10月末には18等以下となる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Oct. 20 10 8.51 24 51.9 0.592 0.884 61 17.3 4:45 (268, 43) Oct. 27 10 12.61 25 42.0 0.642 0.960 67 17.9 4:50 (271, 50) P/2004 F3 ( NEAT ) 2004年と2005年に14〜15等と明るく観測された。すでに遠日点に近いが、2007年も秋に17.5等で条件良く観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Oct. 20 3 11.45 5 29.2 3.919 4.847 156 17.6 1:20 ( 0, 61) Oct. 27 3 7.37 5 16.2 3.899 4.857 162 17.6 0:49 ( 0, 60) 117P/Helin-Roman-Alu 1 2005年と2006年に13.5等に達し、眼視でも見られた。すでに太陽から遠ざかっているが、現在も16.4等(10月6日、門田健一氏)と、この予報より明るく観測されている。この冬は位置の条件が良く、もうしばらく17等で見えそう。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Oct. 20 2 9.43 7 22.2 3.176 4.164 171 17.6 0:19 ( 0, 62) Oct. 27 2 4.79 7 6.1 3.188 4.179 174 17.7 23:42 ( 0, 62) 65P/Gunn 2010年に13等に達する。現在は遠日点に近いが、秋から冬にかけて、17等で条件良く観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Oct. 20 8 51.60 25 23.7 4.537 4.436 77 17.8 4:45 (279, 59) Oct. 27 8 55.58 25 24.4 4.418 4.425 83 17.8 4:50 (286, 65)