今週の明るい彗星 (2006年4月8日:南半球版)

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Updated on April 14, 2006
先週 北半球版 来週

最適時刻と方位・高度は、南緯35度の地点での値です。

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* 73P-C/Schwassmann-Wachmann 3

4月11日には8.8等(Juan Jose Gonzalez)と、すでに眼視でもかなり明るく見えるようになっている。非常に集光が強く、恒星状の核から、幅広い尾が伸びている様子が眼視でもはっきり分かる。順調に明るくなってきているが、当初の予想より若干増光は遅い。1930年の発見以来76年ぶりに、5月12日に地球に0.08AUまで大接近する。最大で4等になり、肉眼でも見られるだろう。ただ、4月に入ってからの光度は、この予報よりも少し暗い。増光が鈍くなって来ているのかもしれない。現在、C核、B核、G核、R核の合計4つの核が明るく見えている。5月の最接近まで、急激に明るくなっていく様子をずっと条件良く観測できる。彗星の接近に合わせて、5月から6月にかけて、1930年に見られたうしかい座流星群が再び突発出現するかもしれない。但し、計算上は地球はダストトレイルと遭遇しない。

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Apr.  8  14 53.59   21 48.6   0.320   1.265   140    8.9   1:49 (180, 33)  
Apr. 15  15 10.91   24 22.5   0.255   1.205   138    8.1   1:39 (180, 31)  

* C/2006 A1 ( Pojmanski )

2月末から3月初めにかけて、最大で5.2等に達した。3月中は、減光のペースは緩やかだったが、4月に入ってからは減光が速くなった。現在は9.0等(4月11日、Juan Jose Gonzalez)。日本からは、今後は暗くなるまでずっと条件良く観測できる。明け方の空で次第に暗くなっていく。5月末には13等以下となりそう。

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Apr.  8  23  3.92   54  3.3   1.358   1.102    53    8.7   4:53 (218,-21)  
Apr. 15  23 34.81   57 31.8   1.519   1.216    52    9.6   4:59 (214,-22)  

* 73P-B/Schwassmann-Wachmann 3

3月末まで予想通りに順調に明るくなってきた。3月31日には11.9等だった(吉田誠一)。ところが、4月2日に予想外のバーストを起こし、9.2等に達した(4月7日、Maciej Reszelski)。現在は、C核とほぼ同じ明るさ。3月末まではふつうの彗星状であったが、4月上旬は極端に集光が強く、恒星状の核がはっきり見えていた。ところが、4月中旬からは核が伸びたような姿になりつつある。消滅する前兆だろう。眼視でも拡散してきている。このままの明るさを保てば、5月の最接近ではC核と同様に4等に達し、共に肉眼彗星となるだろう。だが、その前に見えなくなってしまいそう。

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Apr.  8  14 40.80   22 56.7   0.326   1.274   142    9.3   1:37 (180, 32)  
Apr. 15  14 53.95   25 42.7   0.261   1.213   139   10.1   1:22 (180, 29)  

* C/2005 E2 ( McNaught )

昨年の8月からずっと南の低空に眼視で見え続けている彗星。12月から3ヵ月も、ずっと10等を保っている。まもなく夕空に低すぎて見えなくなる。8月下旬に再び13.5等で明け方の空に現れる。10月には高度も高くなり、眼視でも再び14等で見られそう。

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Apr.  8   2 25.97   25 34.9   2.468   1.635    26   10.5  19:09 (113,-12)  
Apr. 15   2 48.99   27 33.6   2.521   1.673    25   10.6  19:00 (115,-12)  

* C/2004 B1 ( LINEAR )

最大で9等になると期待されていたが、かなり増光が鈍く、予想より遥かに暗い。昨年秋には南半球で10等で見えるはずだったが、実際には12〜13等だった。その後、南半球でも1月から2月にかけては低すぎて見えなかったため、観測が極めて少なかった。だが、日本からもようやく明け方の空に見え始めた。今後は秋まで条件良く観測できる。3月30日には12.6等(吉本勝己氏)。しばらく12等と明るく見えそう。

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Apr.  8  20 17.54  -14 23.3   1.770   1.789    74   11.9   4:53 (246, 52)  
Apr. 15  20  9.50  -10 29.1   1.666   1.832    82   11.8   4:59 (229, 57)  

* 73P-G/Schwassmann-Wachmann 3

4月2日には15.9等とまだ暗かったが、4月5日から急激に増光し、現在は12.2等と、眼視でも見えるほど明るくなっている(4月7日、Andreas Kammerer)。3月末には分裂を起こし、核が二重に見えたが、4月上旬には分裂核は消えてしまった。このままの明るさを保てば、5月の最接近では8等に達する。但し、4月上旬の急増光が分裂による一時的なバーストであれば、今後は暗くなってしまう可能性もある。

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Apr.  8  14 38.54   23  8.3   0.327   1.276   142   13.0   1:35 (180, 32)  
Apr. 15  14 50.98   25 56.0   0.263   1.215   139   11.9   1:19 (180, 29)  

* 71P/Clark

3月14日に15.2等(門田健一氏)と増光してきている。これから明け方の空で急激に増光してくる。3月31日には13.0等以下で、眼視では見えなかった(吉田誠一)。だが、まもなく眼視でも見え始めるだろう。6月には12等に達する。近日点通過の頃に衝となり、最良の条件。だが、6月から9月までは、日本からの高度は13〜20度とたいへん低くなってしまう。再び高くなる頃には14等以下となり、眼視では見えないだろう。

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Apr.  8  17 48.64  -21 37.9   1.024   1.665   110   13.6   4:44 (180, 77)  
Apr. 15  18  3.45  -22 38.6   0.956   1.643   114   13.3   4:32 (180, 78)  

* C/2003 WT42 ( LINEAR )

ふつうの彗星より速いペースで増光して、10月には13.5等で眼視でも見えるようになった(10月24日、吉田誠一)。現在も13.4等と明るい(2月27日、吉田誠一)。小さく集光が強い。遠方の彗星のため、これから2006年6月まで、長期に渡って13.5等で条件良く見られそう。

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Apr.  8   9 38.42   50 34.2   4.808   5.191   107   13.6  20:32 (180,  5)  
Apr. 15   9 39.17   49 47.6   4.889   5.191   102   13.7  20:05 (180,  5)  

* 29P/Schwassmann-Wachmann 1

2005年には、9月と11月にバーストを起こし、12.5〜13等に達した。12月から1月にかけては15等と暗かったが、1月下旬からはしばらく13等と明るい状態が続いている。3月18日にもまだ13.2等と明るい(Rolando Ligustri)。だが、まもなく低すぎて観測できなくなる。

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Apr.  8   2 34.58   23 41.6   6.674   5.800    26   13.8  19:09 (112,-10)  
Apr. 15   2 40.37   24  3.6   6.721   5.801    21   13.9  19:00 (111,-12)  

* 73P-R/Schwassmann-Wachmann 3

3月25日には20.5等と極めて暗かったが、急激に増光し、4月7日には15.1等に達している(Rik Hill)。眼視でも14.4等で見えている(4月7日、Maciej Reszelski)。このままの明るさを保てば、5月の最接近では10等に達する。但し、小さい分裂核のため、今後の光度変化は予断を許さない。

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Apr.  8  14 37.36   23 14.2   0.328   1.277   142   14.8   1:33 (180, 32)  
Apr. 15  14 49.39   26  2.5   0.263   1.216   139   14.0   1:18 (180, 29)  

* 102P/Shoemaker 1

前回の1999年は条件が悪く観測されなかったが、今回は近日点通過後に条件が良くなる。6月から8月にかけて14.5等に達するだろう。まだ見えないが、5月には明け方の空に昇って来る。

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Apr.  8  23 19.17   -6 46.4   2.841   2.037    30   15.6   4:53 (270, 12)  
Apr. 15  23 32.37   -4 24.2   2.791   2.024    32   15.4   4:59 (265, 14)  

* C/2005 B1 ( Christensen )

2006年2月に近日点を通過するが、期待されたほど増光しておらず、12月18日に15.7等(門田健一氏)。2006年暮れにかけて、長い間15〜16等で見える。北天を移動するため、日本からはずっと観測できる。5月頃までが最も明るいが、ずっと高度は30度以下と低い。

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Apr.  8  23 12.31   53 47.1   3.749   3.232    52   15.7   4:53 (218,-22)  
Apr. 15  23 26.93   53 46.1   3.782   3.241    50   15.7   4:59 (217,-19)  

* C/2004 Q2 ( Machholz )

2004年1月上旬の最盛期には、3.5等、視直径30分角という巨大な姿が、頭上高く、たいへん明るく見えた。その後は次第に暗くなり、すでに眼視では見えなくなったが、CCDではまだ15.8等と明るい(3月30日、吉本勝己氏)。10月に18等以下になるまで、ずっと追跡できるだろう。

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Apr.  8  16 57.12    2 22.0   4.803   5.395   121   15.7   3:53 (180, 53)  
Apr. 15  16 54.56    2 38.4   4.784   5.460   128   15.8   3:23 (180, 52)  

* 174P/(60558) 2000 EC98 ( Echeclus )

2004年までは21等以下と極めて暗いセントール型の小惑星だった。だが、2005年12月30日に17.5等まで増光し、コマが観測され、彗星であることが判明した。1月7日には14.8等と、更に明るくなった(門田健一氏)。眼視でも14.4等で見えた(1月8日、吉田誠一)。4月2日にもまだ15.7等の明るさを保っている(Giovanni Sostero and Ernesto Guido)。現在は、バーストで放出された物質が核から離れて見える。一時的なバーストなので、近いうちに元通り、21等まで暗くなるだろう。近日点通過は2015年で、太陽に5.9AUまで近づくが、17等止まりだろう。だが、再びバーストを起こすかもしれない。

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Apr.  8  13  8.29   -5  9.0  11.897  12.897   178   15.8   0:05 (180, 60)  
Apr. 15  13  6.64   -4 58.4  11.890  12.885   172   15.9  23:32 (180, 60)  

* 41P/Tuttle-Giacobini-Kresak

1995年、2001年と、連続して6等以上の大バーストを起こしている。予報では14等止まりだが、今回も予報通りにはいかないだろう。突発的な増光を見せて、眼視で見えるようになる可能性は高い。4月12日には15.4等(Toni Scarmato)と、すでにこの予報より明るくなってきている。今回は地球にあまり近づかないが、6月に最大光度となり、秋に暗くなるまで、ずっと夕空で観測できる。5月以降は、高度30度と、同じような位置に見え続ける。

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Apr.  8   6 14.56   23  2.9   1.193   1.351    75   16.2  19:09 (149, 25)  
Apr. 15   6 30.35   23 49.8   1.186   1.298    72   15.9  19:00 (149, 24)  

* P/2005 XA54 ( LONEOS-Hill )

12月初めに発見された当時は18.5等と暗かったが、1月中旬には17等まで増光した。その後、1月中旬からは極端に急激に明るくなり、2月下旬には眼視でも14.0等と、かなり明るく見えていた(2月27日、吉田誠一)。たいへん集光が強く、恒星状に近い。条件良く観測できるが、4月以降はあっという間に暗くなりそう。

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Apr.  8  10 38.12   26 21.6   0.988   1.809   130   15.9  21:32 (180, 29)  
Apr. 15  10 45.66   26 29.9   1.046   1.825   125   16.4  21:12 (180, 29)  

* C/2004 D1 ( NEAT )

ふつうの彗星より速いペースで増光して、2月9日には15.8等に達している(門田健一氏)。来年春にかけて、長期に渡って16等で条件良く見られる。眼視では13.9等以下で見えなかった(3月31日、吉田誠一)。

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Apr.  8  10 16.42   64 30.2   4.691   4.993   101   16.1  21:10 (180, -9)  
Apr. 15  10 16.31   63 37.0   4.760   4.998    97   16.2  20:42 (180, -9)  

* 73P/Schwassmann-Wachmann 3 (fainter fragments)

明るく見えているC核、B核、G核、R核の他に、約40個もの暗い核が発見されている。これらはB核から分裂したものと思われる。現在はN核が最も明るく、17.8等。これ以外の核はかなり暗い。いずれも小さい破片のため、光度変化は不安定。再分裂したり、すでに減光している核もある。だが、R核のように急激に増光するかもしれないので、注意が必要。5月の最接近時では、一部の核は眼視でも見えると思われる。

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Apr.  8  14 36.18   23 21.3   0.329   1.278   142   17.0   1:32 (180, 32)  
Apr. 15  14 47.85   26 10.3   0.265   1.217   139   16.1   1:16 (180, 29)  

* P/2004 VR8 ( LONEOS )

2004年11月に発見された時には18等と暗かったが、2005年初めにかけて、かなり急激に明るくなり、5月7日には16.0等に達した(門田健一氏)。明け方の空に再び現れて来た後もさらに増光し、11月22日には14.7等まで明るくなった(門田健一氏)。だが、CCDではすでに16.2等まで暗くなった(3月14日、門田健一氏)。だが、眼視ではまだ14.4等と明るく見えている(3月29日、Maciej Reszelski)。日本からは、夏に暗くなるまで、ずっと条件良く観測できる。

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Apr.  8  13 46.95   15 15.0   1.962   2.903   155   16.2   0:44 (180, 40)  
Apr. 15  13 41.18   15  9.3   1.991   2.932   155   16.4   0:11 (180, 40)  

* C/2005 K1 ( Skiff )

2005年春から夏にかけて、CCDで16等、眼視でも14等で見えた彗星。再び明け方の空に現れて来た。2006年も春から夏にかけて16等で観測できる。ただ、2005年よりはやや高度は低い。

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Apr.  8  19 44.68   -2 39.1   3.925   3.892    80   16.4   4:53 (224, 49)  
Apr. 15  19 46.45   -3 15.8   3.835   3.912    86   16.3   4:59 (213, 54)  

* C/2002 VQ94 ( LINEAR )

2006年2月に近日点を通過するが、木星よりも遠くにあるため、長期に渡って17等を保つ。北天を移動するため、2006年夏まで高い位置で条件良く観測できる。

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Apr.  8  14 39.95   69 50.8   6.538   6.808   101   16.7   1:37 (180,-15)  
Apr. 15  14 28.54   69 40.8   6.563   6.811   100   16.7   0:58 (180,-15)  

* C/2004 K1 ( Catalina )

2005年春には、眼視でも14.3等で見えた(7月10日、Edwin van Dijk)。現在は16.6等(2月5日、門田健一氏)。12月から4月始めまでずっと16.5等を保ったが、今後は急に暗くなり、7月には18等以下になる。

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Apr.  8  11 36.30   19 50.8   3.375   4.236   145   16.7  22:28 (180, 35)  
Apr. 15  11 24.47   20  8.5   3.487   4.273   136   16.8  21:49 (180, 35)  

* (944) Hidalgo

2004年秋には好条件となり、13等で眼視でも見えた。8月にいったん観測できなくなっていたが、再び明け方の空に現れて来た。4月末まで17等を保つが、その後はすぐに18等以下になり、去って行く。次回帰は2018年で、14.3等止まりである。

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Apr.  8  12 54.93    6 26.7   3.235   4.215   166   16.8  23:47 (180, 49)  
Apr. 15  12 48.79    6 20.3   3.296   4.256   160   16.9  23:14 (180, 49)  

* C/2006 CK10 ( Catalina )

近日点の頃は見えないが、春と秋に、17〜17.5等で条件良く見られる。

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Apr.  8   8  5.74   63  4.4   1.804   2.069    90   17.4  19:09 (179, -8)  
Apr. 15   7 33.26   59 52.6   1.905   2.024    81   17.5  19:00 (172, -6)  

* 99P/Kowal 1

2006年春に17.7等で観測できる。2007年春にも17.5等で観測できるが、やや高度が低くなる。

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Apr.  8  11 10.65    8 44.3   3.963   4.835   147   17.8  22:04 (180, 46)  
Apr. 15  11  8.40    8 51.8   4.020   4.830   139   17.8  21:34 (180, 46)  

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