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2月末から3月初めにかけて、最大で5.2等に達した。現在は暗くなりつつあるが、減光のペースはまだ緩やかで、まだ7.6等と明るい(3月31日、吉田誠一)。ほど良く集光している。日本からは、今後は暗くなるまでずっと条件良く観測できる。明け方の空で次第に暗くなっていく。6月までは眼視で見えそう。
Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h)
Apr. 1 22 31.21 49 8.8 1.197 0.988 52 7.8 4:22 (229, 30)
Apr. 8 23 3.92 54 3.3 1.358 1.102 53 8.6 4:11 (222, 29)
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3月31日には9.6等(吉田誠一)と、すでに眼視でもかなり明るく見えるようになっている。非常に集光が強く、恒星状の核から、幅広い尾が伸びている様子が眼視でもはっきり分かる。順調に明るくなってきているが、当初の予想より若干増光は遅い。1930年の発見以来76年ぶりに、5月12日に地球に0.08AUまで大接近する。最大で4等になり、肉眼でも見られるだろう。5月の最接近まで、急激に明るくなっていく様子をずっと条件良く観測できる。現在、B核とG核の2つの核も明るく見えている。彗星の接近に合わせて、5月から6月にかけて、1930年に見られたうしかい座流星群が再び突発出現するかもしれない。但し、計算上は地球はダストトレイルと遭遇しない。
Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h)
Apr. 1 14 40.69 19 35.3 0.390 1.328 141 9.7 2:04 ( 0, 74)
Apr. 8 14 53.66 21 48.5 0.320 1.265 140 8.9 1:50 ( 0, 77)
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昨年の8月からずっと南の低空に眼視で見え続けている彗星。12月から3ヵ月も、ずっと10等を保っている。以前は小さくかなり鋭かったが、今はふつうの拡散した彗星状。夕空でゆっくりと高度が下がっており、4月には低すぎて見えなくなる。8月下旬に再び13.5等で明け方の空に現れる。10月には高度も高くなり、眼視でも再び14等で見られそう。
Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h)
Apr. 1 2 3.20 23 22.2 2.420 1.602 27 10.4 19:46 (112, 9)
Apr. 8 2 25.97 25 34.9 2.468 1.635 26 10.5 19:53 (116, 8)
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3月末まで予想通りに順調に明るくなってきた。3月31日には11.9等だった(吉田誠一)。ところが、4月2日に予想外のバーストを起こした。現在は、C核と同じ9等級の明るさに達している。3月末まではふつうの彗星状であったが、現在はバースト直後のため、非常に集光が強く、恒星状の核がはっきり見えている。1930年の発見以来76年ぶりに、5月14日に地球に0.067AUまで大接近する。5月の最接近まで、急激に明るくなっていく様子をずっと条件良く観測できる。このままの明るさを保てば、C核と同様に4等に達し、共に肉眼彗星となるだろう。だが、今後の変化は予断を許さない。
Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h)
Apr. 1 14 30.55 20 34.5 0.395 1.337 143 11.8 1:54 ( 0, 75)
Apr. 8 14 40.70 22 57.0 0.326 1.274 142 11.0 1:37 ( 0, 78)
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最大で9等になると期待されていたが、かなり増光が鈍く、予想より遥かに暗い。昨年秋には南半球で10等で見えるはずだったが、実際には12〜13等だった。その後、南半球でも1月から2月にかけては低すぎて見えなかったため、観測が極めて少なかった。だが、日本からもようやく明け方の空に見え始めた。今後は秋まで条件良く観測できる。3月30日には12.6等(吉本勝己氏)。しばらく12等と明るく見えそう。
Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h)
Apr. 1 20 23.48 -17 54.8 1.875 1.749 67 11.9 4:22 (309, 18)
Apr. 8 20 17.54 -14 23.3 1.770 1.789 74 11.9 4:11 (310, 24)
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ふつうの彗星より速いペースで増光して、10月には13.5等で眼視でも見えるようになった(10月24日、吉田誠一)。現在も13.4等と明るい(2月27日、吉田誠一)。小さく集光が強い。遠方の彗星のため、これから2006年6月まで、長期に渡って13.5等で条件良く見られそう。
Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h)
Apr. 1 9 38.49 51 16.5 4.731 5.192 112 13.6 21:00 (180, 74)
Apr. 8 9 38.42 50 34.2 4.808 5.191 107 13.6 20:32 (180, 75)
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3月14日に15.2等(門田健一氏)と増光してきている。これから明け方の空で急激に増光してくる。3月31日には13.0等以下で、眼視では見えなかった(吉田誠一)。だが、まもなく眼視でも見え始めるだろう。6月には12等に達する。近日点通過の頃に衝となり、最良の条件。だが、6月から9月までは、日本からの高度は13〜20度とたいへん低くなってしまう。再び高くなる頃には14等以下となり、眼視では見えないだろう。
Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h)
Apr. 1 17 33.56 -20 40.1 1.097 1.689 107 13.9 4:22 (350, 34)
Apr. 8 17 48.64 -21 37.9 1.024 1.665 110 13.6 4:11 (351, 33)
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2005年には、9月と11月にバーストを起こし、12.5〜13等に達した。12月から1月にかけては15等と暗かったが、1月下旬からはしばらく13等と明るい状態が続いている。3月18日にもまだ13.2等と明るい(Rolando Ligustri)。だが、まもなく低すぎて観測できなくなる。
Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h)
Apr. 1 2 28.94 23 20.3 6.618 5.798 32 13.8 19:46 (109, 14)
Apr. 8 2 34.58 23 41.6 6.674 5.800 26 13.8 19:53 (113, 9)
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3月23日に15.6等(E. J. Christensen)と、順調に明るくなってきている。5月の最接近まで、急激に明るくなっていく様子をずっと条件良く観測できる。3月31日には13.7等以下で、眼視では見えなかった(吉田誠一)。だが、4月上旬には眼視で見え始めるだろう。5月には最大で8.5等に達しそう。但し、小さい分裂核のため、今後の光度変化は予断を許さない。
Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h)
Apr. 1 14 28.83 20 44.4 0.396 1.339 143 15.3 1:53 ( 0, 76)
Apr. 8 14 38.50 23 8.2 0.327 1.276 142 14.6 1:35 ( 0, 78)
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12月初めに発見された当時は18.5等と暗かったが、1月中旬には17等まで増光した。その後、1月中旬からは極端に急激に明るくなり、2月下旬には眼視でも14.0等と、かなり明るく見えている(2月27日、吉田誠一)。たいへん集光が強く、恒星状に近い。条件良く観測できるが、4月以降はあっという間に暗くなりそう。
Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h)
Apr. 1 10 31.68 25 50.6 0.935 1.797 136 15.5 21:53 ( 0, 81)
Apr. 8 10 38.12 26 21.6 0.988 1.809 130 15.9 21:32 ( 0, 81)
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2006年2月に近日点を通過するが、期待されたほど増光しておらず、12月18日に15.7等(門田健一氏)。2006年暮れにかけて、長い間15〜16等で見える。北天を移動するため、日本からはずっと観測できる。5月頃までが最も明るいが、ずっと高度は30度以下と低い。
Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h)
Apr. 1 22 56.70 53 49.0 3.712 3.224 53 15.7 4:22 (222, 28)
Apr. 8 23 12.31 53 47.1 3.749 3.232 52 15.7 4:11 (222, 28)
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2004年までは21等以下と極めて暗いセントール型の小惑星だった。だが、2005年12月30日に17.5等まで増光し、コマが観測され、彗星であることが判明した。1月7日には14.8等と、更に明るくなった(門田健一氏)。眼視でも14.4等で見えた(1月8日、吉田誠一)。奇妙な惑星状星雲のような姿で、眼視では拡散状。一時的なバーストと思われる。近いうちに元通り、21等まで暗くなるだろう。だが、4月2日にもまだ15.7等の明るさを保っている(Giovanni Sostero and Ernesto Guido)。近日点通過は2015年で、太陽に5.9AUまで近づくが、17等止まりだろう。だが、再びバーストを起こすかもしれない。
Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h)
Apr. 1 13 9.93 -5 19.8 11.918 12.910 172 15.7 0:34 ( 0, 50)
Apr. 8 13 8.29 -5 9.0 11.897 12.897 178 15.8 0:05 ( 0, 50)
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2004年1月上旬の最盛期には、3.5等、視直径30分角という巨大な姿が、頭上高く、たいへん明るく見えた。その後は次第に暗くなり、すでに眼視では見えなくなったが、CCDではまだ15.6等と明るい(3月4日、吉本勝己氏)。10月に18等以下になるまで、ずっと追跡できるだろう。
Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h)
Apr. 1 16 59.08 2 4.2 4.829 5.331 115 15.7 4:22 (359, 57)
Apr. 8 16 57.12 2 22.0 4.803 5.395 121 15.7 3:53 ( 0, 57)
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ふつうの彗星より速いペースで増光して、2月9日には15.8等に達している(門田健一氏)。来年春にかけて、長期に渡って16等で条件良く見られる。眼視では13.9等以下で見えなかった(3月31日、吉田誠一)。
Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h)
Apr. 1 10 17.67 65 17.2 4.626 4.989 105 16.1 21:39 (180, 60)
Apr. 8 10 16.42 64 30.2 4.691 4.993 101 16.1 21:10 (180, 61)
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2004年11月に発見された時には18等と暗かったが、2005年初めにかけて、かなり急激に明るくなり、5月7日には16.0等に達した(門田健一氏)。明け方の空に再び現れて来た後もさらに増光し、11月22日には14.7等まで明るくなっている(門田健一氏)。眼視でも14.0等で見えている(2月27日、吉田誠一)。日本からは、夏に暗くなるまで、ずっと条件良く観測できる。
Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h)
Apr. 1 13 52.57 15 11.0 1.945 2.874 153 16.1 1:17 ( 0, 70)
Apr. 8 13 46.95 15 15.0 1.962 2.903 155 16.2 0:44 ( 0, 70)
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1995年、2001年と、連続して6等以上の大バーストを起こしている。予報では14等止まりだが、今回も予報通りにはいかないだろう。突発的な増光を見せて、眼視で見えるようになる可能性は高い。3月3日には16.6等(Toni Scarmato)と、すでにこの予報より明るくなってきている。今回は地球にあまり近づかないが、6月に最大光度となり、秋に暗くなるまで、ずっと夕空で観測できる。5月以降は、高度30度と、同じような位置に見え続ける。
Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h)
Apr. 1 6 0.77 22 10.4 1.195 1.406 79 16.5 19:46 ( 77, 56)
Apr. 8 6 14.56 23 2.9 1.193 1.351 75 16.2 19:53 ( 83, 53)
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2005年春から夏にかけて、CCDで16等、眼視でも14等で見えた彗星。再び明け方の空に現れて来た。2006年も春から夏にかけて16等で観測できる。ただ、2005年よりはやや高度は低い。
Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h)
Apr. 1 19 42.20 -2 5.7 4.013 3.873 74 16.4 4:22 (305, 37)
Apr. 8 19 44.68 -2 39.1 3.925 3.892 80 16.4 4:11 (309, 39)
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2005年春には、眼視でも14.3等で見えた(7月10日、Edwin van Dijk)。現在は16.6等(2月5日、門田健一氏)。12月から4月始めまでずっと16.5等を保つが、その後は急に暗くなり、7月には18等以下になる。
Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h)
Apr. 1 11 49.19 19 22.5 3.284 4.200 153 16.6 23:09 ( 0, 74)
Apr. 8 11 36.30 19 50.8 3.375 4.236 145 16.7 22:28 ( 0, 75)
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2006年2月に近日点を通過するが、木星よりも遠くにあるため、長期に渡って17等を保つ。北天を移動するため、2006年夏まで高い位置で条件良く観測できる。
Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h)
Apr. 1 14 50.96 69 51.4 6.518 6.806 102 16.7 2:15 (180, 55)
Apr. 8 14 39.95 69 50.8 6.538 6.808 101 16.7 1:37 (180, 55)
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2004年秋には好条件となり、13等で眼視でも見えた。8月にいったん観測できなくなっていたが、再び明け方の空に現れて来た。4月末まで17等を保つが、その後はすぐに18等以下になり、去って行く。次回帰は2018年で、14.3等止まりである。
Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h)
Apr. 1 13 1.33 6 29.5 3.191 4.173 167 16.7 0:26 ( 0, 61)
Apr. 8 12 54.93 6 26.7 3.235 4.215 166 16.8 23:47 ( 0, 61)
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明るく見えているC核、B核、G核の他に、無数の暗い核が発見されている。これらはB核から分裂したものと思われる。現在、R核とN核の2つが急増光している。R核は16.9等、N核は17.8等。これ以外の核はかなり暗い。いずれも小さい破片のため、光度変化は不安定。H核とL核は、すでに減光を始めている。
Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h)
Apr. 1 14 27.02 20 54.6 0.397 1.340 143 17.8 1:51 ( 0, 76)
Apr. 8 14 36.20 23 19.8 0.328 1.277 142 17.0 1:32 ( 0, 78)
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近日点の頃は見えないが、春と秋に、17〜17.5等で条件良く見られる。
Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h)
Apr. 1 8 54.00 65 45.2 1.716 2.116 98 17.4 20:12 (180, 59)
Apr. 8 8 5.74 63 4.4 1.804 2.069 90 17.4 19:53 (167, 61)
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2006年春に17.7等で観測できる。2007年春にも17.5等で観測できるが、やや高度が低くなる。
Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h)
Apr. 1 11 13.36 8 33.3 3.919 4.841 154 17.7 22:34 ( 0, 64)
Apr. 8 11 10.65 8 44.3 3.963 4.835 147 17.8 22:04 ( 0, 64)
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