|
3月14日には15.2等と暗かった(大島雄二氏)が、4月中に増光し、5月2日には12.3等で眼視でも見え始めた(Juan Jose Gonzalez)。彗星はその後も増光を続け、9.2等に達した(7月2日、Carlos Labordena)。前回1998年には、近日点通過の2週間ほど前に最大光度となったが、今回は近日点まで増光が続いたようだ。しかし、明け方の空に低いため、観測は少ない。すでに暗くなり始めており、現在は10.4等(8月5日、吉田誠一)。高度は、8月下旬まで20度以下。10月に13等以下になってから、ようやく30度を超えるようになる。
Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h)
Aug. 6 5 43.85 11 25.1 1.521 1.143 48 10.7 5:23 (235, 23)
Aug. 13 6 7.25 8 55.2 1.548 1.186 50 11.0 5:17 (238, 25)
|
|
7月4日のディープ・インパクト・ミッションは成功した。5月から衝突の直前まで、2ヵ月ほど10等の明るさで見えていた。集光はだんだん弱くなってきていた。衝突の直後は、中心が明るく輝く姿が、地上でも見えた。Mike Linnoltは、30分の間に集光度が4から8まで変化するのを捉えた。しかし、全光度は、0.5等しか増光しなかった。核光度は1〜2等ほど増光した。彗星の変化は一時的で、翌日にはほぼ元通りの状態に戻っている。彗星への影響が小さかったため、今後は予報通りに暗くなっていくだろう。9月には12等以下になる。南半球では条件が良いが、日本からは8月中旬には高度が20度以下になってしまう。ディープ・インパクト後の観測は少ない。8月5日に10.9等と、予報通り暗くなり始めている(吉田誠一)。
Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h)
Aug. 6 14 51.20 -21 28.8 1.103 1.539 93 10.9 18:48 (134, 72)
Aug. 13 15 9.92 -23 35.9 1.159 1.555 91 11.1 18:52 (122, 71)
|
|
明け方の低空に姿を現してきた5月12日には、14等で観測された(Michael Mattiazzo)。その後も順調に増光して、近日点を通過した6月中旬には11.3等で見えた(6月16日、Juan Jose Gonzalez)。発見時は近日点を過ぎてから予想外の増光をし、近日点通過の45日後に最大光度となった。今回も、近日点を過ぎた後も明るくなり、7月2日には10.2等に達した(Juan Jose Gonzalez)。だが、その後は減光に転じ、現在は11.7等(8月5日、Reinder J. Bouma)。発見時の増光は、例外的なアウトバーストだったようだ。眼視では拡散状。今後は暗くなりながら、次第に夕空に低くなる。10月から11月にかけては超低空になってしまう。
Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h)
Aug. 6 12 6.08 68 9.9 1.654 1.424 58 11.4 18:48 (161,-21)
Aug. 13 12 33.70 61 38.5 1.749 1.469 57 11.7 18:52 (155,-17)
|
|
新彗星。CCDでは14等と報告されたが、実際には眼視で12.4等と明るかった(7月8日、Juan Jose Gonzalez)。その後は少し増光し、現在は11.7等(8月5日、Reinder J. Bouma)。北天を移動するため、南半球では暗くなるまで見えない。日本からも明け方にどんどん低くなってしまう。9月まで12等を保つが、9月には高度は10度まで低くなる。その後は高くなるが暗くなり、高度が30度を越える11月末には、14.5等以下になってしまう。
Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h)
Aug. 6 6 43.65 52 23.5 1.622 1.155 45 11.7 5:23 (215,-14)
Aug. 13 7 40.67 52 32.2 1.627 1.135 43 11.6 5:17 (218,-19)
|
|
日本から見えていた1月は11等台で小さい姿だったが、急激に増光し、南天に去った後の3月から4月にかけて8.0等に達した(3月4日及び4月7日、Alexandre Amorim)。4月10日に近日点を通過した後は、5月12日に8.9等(Michael Mattiazzo)、5月31日に10〜10.5等(Terry Lovejoy)と、一転してゆっくりと減光している。現在もまだ11.8等と明るい(8月5日、Reinder J. Bouma)。日本からは今後は、暗くなっていく様子をずっと条件良く観測できる。6月25日には、核が分裂しているのが見つかった。副核は主核より0.7等ほど暗く、CCDでも2つの核が写る。分裂しても、彗星の明るさに影響はないようだ。
Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h)
Aug. 6 1 17.36 22 0.1 1.576 2.108 106 11.7 4:20 (180, 33)
Aug. 13 1 2.77 24 17.0 1.565 2.197 115 11.9 3:38 (180, 31)
|
|
周期が4.4年とかなり短い新周期彗星。6月に地球に0.1AUまで大接近した。5月上旬には17.5等とたいへん暗かったが、6月6日に13.5等、6月12日に12.0〜12.5等(Michael Jager)と急激に明るくなり、6月25日には10.3等と眼視でも明るく見えた(Juan Jose Gonzalez)。地球に接近したため、コマは4〜8分角と非常に淡く大きく拡散していた。驚くべきことに、6月24日のサーベイ画像では、8〜9等、視直径20分角という明るく大きな姿で写った(Terry Lovejoy)。再び明け方の空に現れて来たが、8月2日に11.5等と、この予報通り、まだ明るい(Michael Jager)。8月5日には10.5等で眼視でも見えた(吉田誠一)。但し、まだ地球から0.3AUとかなり近いため、淡く大きく拡散して、空の条件が良くないとかなり見づらく、CCDでも写りづらいだろう。
Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h)
Aug. 6 5 29.52 12 22.8 0.374 0.838 51 12.1 5:23 (232, 25)
Aug. 13 5 32.84 12 40.2 0.435 0.863 57 12.7 5:17 (228, 28)
|
|
1月上旬の最盛期には、3.5等、視直径30分角という巨大な姿が、頭上高く、たいへん明るく見えた。その後は次第に暗くなってきており、8月5日には11.9等まで暗くなってきた(Reinder J. Bouma)。視直径は約2分角とだいぶ小さくなり、かなり拡散してきた。日本からは発見以来、1年間ずっと観測できたが、次第に高度が低くなってきた。9月末には13.5等で、高度が20度以下になる。
Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h)
Aug. 6 13 54.40 20 44.5 3.159 2.939 68 12.2 18:48 (150, 28)
Aug. 13 14 2.13 18 48.9 3.305 3.015 64 12.4 18:52 (143, 27)
|
|
2006年春に9等に達する。3月5日には15.1等(津村光則氏)と、順調に明るくなってきていた。その後、しばらく観測できなかったが、南半球では再び高く見えるようになってきている。8月4日には核光度で14.6等なので、全光度は約13等だろう。予報通りに明るくなってきていると思われる。今後、南半球ではずっと観測可能。日本では、8月末から9月上旬にかけて、明け方の超低空で12等で見える以外は、2006年3月までずっと見えない。2006年3月以降は、暗くなっていく様子をずっと観測できるようになる。
Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h)
Aug. 6 5 35.55 -26 12.6 3.109 2.858 66 12.5 5:23 (272, 48)
Aug. 13 5 41.52 -28 39.8 2.965 2.792 70 12.3 5:17 (273, 52)
|
|
発見以来、4月初めに近日点を通過するまで、ずっと、ふつうの彗星より鈍い増光が続いてしまった。3月中旬から5月初めまで8等を保ったが、5月中旬には8.4等と、予報通り、少し暗くなり始めたようだ(5月12日、Michael Mattiazzo)。今後、日本からは、9月下旬に明け方の超低空に14等で現れるまで観測できない。南半球でも、7月上旬までは高度が低くなっていた。その間に、彗星は12等まで、急激に暗くなってしまったはず。しかし、5月中旬以降の観測がなく、減光の様子が良く分からない。軌道計算では、異常に大きな非重力効果が現れているが、その意味はまだ明らかにされていない。
Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h)
Aug. 6 7 7.27 -33 49.9 2.570 2.202 57 12.4 5:23 (291, 32)
Aug. 13 7 14.63 -34 15.4 2.648 2.292 58 12.6 5:17 (290, 35)
|
|
1月には19等と暗かったが、予報通りに増光して、6月7日には12.5等で眼視でも見え始めた(John Drummond)。現在は12.2等(8月2日、Juan Jose Gonzalez)。南半球では好条件だが、日本からは南に低い。高度は少しずつ高くなってきているが、30度を超える9月中旬には、13.5等以下になってしまう。
Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h)
Aug. 6 16 41.57 -30 31.3 0.806 1.573 119 12.5 19:42 (180, 85)
Aug. 13 16 56.82 -29 24.3 0.846 1.576 115 12.6 19:30 (180, 84)
|
|
2006年の初めに10等に達すると期待されている。3月に発見された頃は16.4等だった(3月12日、R. H. McNaught)が、順調に増光し、7月30日には12.9等で眼視でも見え始めた(David A. J. Seargent)。現在は12.2等(8月3日、Juan Jose Gonzalez)。南半球では、11月までずっと高い位置で、明るくなっていく様子を観測できるが、日本からは、9月までずっと高度が15度ほどと低い状態が続く。
Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h)
Aug. 6 19 54.06 -39 59.1 2.067 3.002 152 12.8 22:53 ( 0, 85)
Aug. 13 19 46.63 -39 41.7 2.036 2.933 146 12.6 22:18 ( 0, 85)
|
|
2004年はシーズンを通して常に13等より明るく見えていたが、2005年は一転して活動が弱い。5月31日に14.2等(門田健一氏)で見えた後は、ずっとCCDで16等と暗い。眼視では、7月15日に13.3等以下(Reinder J. Bouma)、8月6日に12.9等以下(吉田誠一)と、見えない状態が続いている。しかし、6月29日には12.8等と明るく、視直径2.5分角の淡く集光のない姿が捉えられている(Jiri Srba)ので、極端に拡散状なのかもしれない。
Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h)
Aug. 6 2 19.28 23 52.0 5.609 5.753 93 13.4 5:21 (180, 31)
Aug. 13 2 20.53 24 10.9 5.503 5.754 99 13.4 4:55 (180, 31)
|
|
1月初めには7.5等と、双眼鏡で楽に見える明るさだったが、その後は夕空で急激に拡散、減光した。眼視では3月15日に10.7等(Alexandre Amorim)、CCDでは4月4日に11.5等(津村光則氏)まで暗くなり、西空に沈んだ。久しぶりに明け方の空に現れて来た。8月4日に13.6等と、予報通りの明るさを保っている(門田健一氏)。眼視ではまだ12等台の可能性もある。太陽から遠いために減光は遅く、9月には今とほぼ同じ明るさで、高度は40度を越えるようになる。
Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h)
Aug. 6 4 32.37 -5 8.2 4.333 4.109 70 13.7 5:23 (233, 48)
Aug. 13 4 31.85 -5 35.7 4.296 4.182 76 13.8 5:17 (227, 51)
|
|
2003年末から2005年までの1年間に、18等から15等まで増光した。これは、ふつうの彗星と比べて、かなり増光のペースが速い。その後は5月まで、15〜15.5等を保った。しばらく観測できなかったが、8月には再び明け方の空で高くなってくる。冬には13等に達し、眼視でも見えるかもしれない。
Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h)
Aug. 6 8 2.97 45 2.6 6.359 5.515 31 14.7 5:23 (229,-21)
Aug. 13 8 12.28 44 57.9 6.303 5.498 34 14.7 5:17 (228,-19)
|
|
5月に発見された頃は16.8等だった(5月20日、R. H. McNaught)が、急激に増光し、7月末にはCCDでも15等に達している。Michael Jagerは、8月2日に約14等とかなり明るく報告している。眼視でも13.9等で見えている(8月5日、吉田誠一)。北天を移動するため、日本からはずっと高く観測できる。11月まで眼視でも14等で見えそう。
Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h)
Aug. 6 2 48.00 20 34.2 1.158 1.510 87 15.0 5:23 (187, 34)
Aug. 13 3 4.83 23 37.2 1.121 1.509 89 14.9 5:17 (186, 31)
|
|
2004年春に発見された明るい新周期彗星。計算上は遠日点でも19等と明るい。2004年の春から夏にかけて、15.0〜15.5等と明るく観測された。2005年も、春から夏にかけて14.5〜15.0等と明るく観測されている。眼視でも13等台と思われるが、これまでのところ報告は無い。日本からの高度はずっと20度前後で、かなり低いため、眼視で見るのは難しいだろう。
Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h)
Aug. 6 19 58.87 -36 43.5 2.130 3.081 155 15.0 22:58 ( 0, 88)
Aug. 13 19 54.44 -37 0.5 2.181 3.095 149 15.1 22:26 ( 0, 88)
|
|
1月には16.4等だったが、衝となった5月には14.6等まで明るくなった(1月26日と5月31日、門田健一氏)。眼視でも14.3等で見えた(5月7日、Juan Jose Gonzalez)。その後は少し暗くなるはずだったが、眼視では7月10日に13.8等と、さらに明るくなっている(Reinder J. Bouma)。すでに夕方の空に傾いてきているが、この予報より1等ほど明るく、13.5〜14等で見えそう。但し、CCDによる核光度は、7月には15.5等と、逆に暗く報告されるようになっている。
Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h)
Aug. 6 15 27.49 -21 24.8 2.749 3.111 101 15.1 18:48 (160, 76)
Aug. 13 15 31.80 -21 48.6 2.835 3.103 95 15.1 18:52 (138, 73)
|
|
CCDによる核光度は16.5〜17等とたいへん暗く報告されているが、実際には15.7等と明るい(6月26日、Giovanni Sostero)。鋭く集光しており、細く長い尾も見えている。2005年の夏と2006年の夏に15等に達する。南下していくため、日本からは2005年の方が条件が良い。眼視で13.8等でも見えている(7月28日、吉田誠一)。
Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h)
Aug. 6 16 27.08 48 4.3 3.666 3.815 90 15.1 19:26 (180, 7)
Aug. 13 16 27.25 45 27.0 3.678 3.800 89 15.1 18:59 (180, 10)
|
|
明け方の空で、次第に高く見えるようになって来たが、今後は暗くなっていく。5月12日には13.6等と、ほぼ予報通りの明るさだった(Michael Mattiazzo)。すでにかなり高く見えるようになっているが、明るさの割にほとんど観測が無い。
Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h)
Aug. 6 4 34.80 11 22.0 2.403 2.183 65 15.2 5:23 (220, 34)
Aug. 13 4 44.59 11 26.9 2.369 2.226 69 15.3 5:17 (217, 35)
|
|
2006年1月まで長期に渡って15.5等を保つ。南半球では好条件だが、日本からは見えない。日本からは、2006年8月にようやく観測できるようになるが、その頃には16.5〜17等まで暗くなってしまう。8月は小マゼラン雲の中を通過するので、観測しづらいかもしれない。
Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h)
Aug. 6 0 45.52 -69 34.4 3.310 3.882 117 15.3 3:47 ( 0, 56)
Aug. 13 0 50.02 -70 58.2 3.311 3.869 116 15.3 3:24 ( 0, 54)
|
|
11月からずっと12.5〜13.0等を保ち、5月4日にもまだ12.7等で眼視で見えていた(吉田誠一)。だが、今回帰はもう観測不可能。
Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h)
Aug. 6 10 34.93 18 31.0 3.090 2.180 21 15.4 18:48 (112, -1)
Aug. 13 10 49.75 16 57.1 3.146 2.214 19 15.6 18:52 (108, -4)
|
|
2004年の秋に10等に達し、好条件で明るく見えた。5月7日でもまだ12.9等と眼視では明るく見えていた(村上茂樹氏)が、高度が低いため、その後の眼視観測は報告されていない。すでに眼視では見えなくなっているだろう。近日点通過後の減光は緩やか。9月から10月にかけてかなり低くなるが、その後は再び高くなり、2006年初めまで18等より明るく観測されるだろう。
Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h)
Aug. 6 10 58.85 50 17.9 4.119 3.414 40 15.6 18:48 (141,-16)
Aug. 13 11 11.01 48 40.2 4.191 3.472 39 15.7 18:52 (137,-18)
|
|
2月初めには16.5等だったが、衝となった5月には眼視で15.0等と観測されている(5月7日、村上茂樹氏)。その後は少し暗くなるはずだったが、6月13日にはCCDで14.1等と、さらに1等ほど明るくなった(江崎裕介氏)。7月10日には眼視で14.3等で見えている(Edwin van Dijk)。すでに夕方の空に傾いてきているが、この予報より1等ほど明るく、14.5等で見えそう。但し、CCDによる核光度は、6月に16等、7月に16.5等と、逆にかなり暗く報告されるようになっている。
Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h)
Aug. 6 13 59.18 13 22.6 3.607 3.412 70 15.6 18:48 (147, 35)
Aug. 13 13 55.64 12 37.9 3.737 3.419 64 15.7 18:52 (138, 31)
|
|
2004年春に発見された小惑星2004 FS101の再発見。1月中旬には18等だったが、5月中旬には16〜16.5等まで増光した。これは、ふつうの彗星と比べて、やや増光のペースが速い。2006年1月頃には、日本からは低いが、14.5等になりそう。2005年春から2006年暮れにかけて、長い間15〜16等で見える。北天を移動するため、日本からはずっと観測できる。8月5日には14.0等以下で、眼視では見えなかった(吉田誠一)。
Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h)
Aug. 6 13 20.21 48 10.8 4.127 3.731 60 15.8 18:48 (156, 1)
Aug. 13 13 25.25 47 51.7 4.130 3.699 58 15.8 18:52 (152, -2)
|
|
7月10日に17.0等と、予報通りの明るさで観測された。9月から12月にかけて15.5等に達する。すでに明け方の空に高く見えるようになっている。8月5日には15.7等と、この予報より明るく報告されている(大島雄二氏)。
Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h)
Aug. 6 0 29.03 -1 36.6 1.897 2.639 127 16.4 3:31 (180, 57)
Aug. 13 0 31.19 -1 46.1 1.810 2.614 133 16.3 3:06 (180, 57)
|
|
新彗星。8月5日には16.4等と、この予報より明るい(大島雄二氏)。10月まで16.5等で高く見えそう。
Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h)
Aug. 6 2 1.39 2 24.2 1.084 1.657 104 16.9 5:03 (180, 53)
Aug. 13 2 20.65 1 3.4 1.040 1.647 106 16.8 4:55 (180, 54)
|
|
しばらく低かったが、再び高く見えるようになってきた。ゆっくりと減光中。
Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h)
Aug. 6 2 4.92 62 47.0 5.687 5.631 81 17.0 5:07 (180, -8)
Aug. 13 2 1.73 63 16.3 5.669 5.696 86 17.1 4:36 (180, -8)
|
|
6月上旬に急激に明るくなり、6月10日には8.9等に達した(Juan Jose Gonzalez)。その後は9等で停滞したまま、6月下旬には日本から見えなくなった。7月4日にはまだ写った(Michael Mattiazzo)が、7月10日には12等か、それ以下まで、急激に暗くなった(Terry Lovejoy)。更に、明け方の空に現れて来た8月1日には、16等以下で写らなかった(Michael Mattiazzo)。7月5日の近日点通過で太陽に0.54AUまで近づいたため、消滅したものと思われる。
Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h)
Aug. 6 7 33.75 -11 20.9 1.478 0.886 35 22.7 5:23 (273, 16)
Aug. 13 7 25.81 -11 47.5 1.517 0.999 40 25.4 5:17 (269, 22)
|
|