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発見以来、4月初めに近日点を通過するまで、ずっと、ふつうの彗星より鈍い増光が続いてしまった。3月中旬から5月初めまで8等を保ったが、5月中旬には8.4等と、予報通り、少し暗くなり始めたようだ(5月12日、Michael Mattiazzo)。今後、日本からは、9月下旬に明け方の超低空に14等で現れるまで観測できない。南半球でも、7月上旬まではずっと高度が20度以下と低くなってしまう。その間に、彗星は12等まで、急激に暗くなってしまうだろう。軌道計算では、異常に大きな非重力効果が現れているが、その意味はまだ明らかにされていない。
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May 14 2 48.61 -40 2.4 1.229 1.122 59 8.8 5:19 (305, 21)
May 21 3 35.67 -39 51.5 1.328 1.204 60 9.2 5:23 (306, 19)
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1月上旬の最盛期には、3.5等、視直径30分角という巨大な姿が、頭上高く、たいへん明るく見えた。その後は次第に暗くなってきており、現在は8.3等(5月3日、Reinder J. Bouma)。肉眼では見えなくなったが、DC=5とほどよく集光しているので、双眼鏡ではまだまだ見やすい。視直径は約7分角と、だいぶ小さくなった。一晩中見えている。日本からは、10月に14等になるまで、眼視で見える時期はずっと好条件で観測できる。
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May 14 12 25.58 54 23.9 1.611 2.014 97 9.1 20:57 (180, 1)
May 21 12 32.88 50 50.7 1.714 2.090 96 9.4 20:36 (180, 4)
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日本から見えていた1月は11等台で小さい姿だったが、南天に去った後の3月から4月にかけて、8.0等と双眼鏡でも見える明るさになった(3月4日及び4月7日、Alexandre Amorim)。予報では、4月中旬から減光していくはずだったが、5月12日にもまだ8.9等(Michael Mattiazzo)と、この予報よりも1等ほど明るい状態を保っている。南半球でもしばらく高度が低かったが、今後は再び高くなり、暗くなっていく様子を観測できるだろう。日本からは、6月に明け方の空に現れるまで見えない。その頃、予報では12.5等でになっているはずだが、実際にはもっと明るいかもしれない。
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May 14 1 56.17 -13 37.0 1.673 1.087 38 9.8 5:19 (274, 18)
May 21 1 58.07 -10 0.5 1.711 1.158 41 10.2 5:23 (267, 22)
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2月になっても13.9等以下で眼視では見えなかった(2月5日、吉田誠一)が、その後は予報通りに急激に増光し、現在は10.4等と、かなり明るくなっている(5月4日、吉田誠一)。但し、当初の予報よりは0.5等ほど暗い。視直径も約3分角と、だいぶ大きくなっている。集光が強く見やすい。春から夏にかけて10等に達する。7月4日のディープ・インパクト・ミッションによって、肉眼彗星になる可能性がある。実際には、人類史上初めての計画であり、どのような変化をするかまったく不明であるので、ぜひ観測すべき。
Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h)
May 14 12 52.15 8 44.7 0.718 1.594 133 10.3 21:22 (180, 46)
May 21 12 52.10 6 46.9 0.730 1.573 128 10.2 20:55 (180, 48)
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6月から7月にかけて10等に達するが、それまでずっと明け方の空やや低い位置に見え続ける。3月14日には15.2等と暗かった(大島雄二氏)が、4月中に増光し、5月2日には12.3等で眼視でも見え始めた(Juan Jose Gonzalez)。予報より少し暗いようだったが、その後は急激に明るくなり、5月7日には10.6等と報告されている(村上茂樹氏)。その後は、5月中旬まで11等前後と、ほぼ予報通りの明るさで観測されている。
Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h)
May 14 23 35.41 21 7.2 1.548 1.246 53 11.0 5:19 (222, 21)
May 21 0 5.65 22 26.2 1.509 1.197 52 10.7 5:23 (221, 20)
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1月中旬に18.5等と、予報より増光が鈍かった。その後、しばらく観測できなかったが、明け方の低空に姿を現してきた。5月12日には14等(Michael Mattiazzo)、15日には13.5等(門田健一氏)と観測されている。予報通り、急激に増光してきている。日本では、今後はずっと観測可能で、7月から8月にかけて8等に達すると期待されている。但し、発見時は近日点を過ぎてから予想外の増光をし、近日点通過の45日後に最大光度となっている。それがバーストによるものであれば、今回は11等止まりの可能性もある。南半球では、6月上旬まで、明け方の超低空に現れるだけで、明るい時期には見えない。
Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h)
May 14 1 10.02 16 57.7 2.131 1.378 31 11.7 5:19 (242, 9)
May 21 1 16.35 21 49.9 2.023 1.345 36 11.4 5:23 (234, 10)
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観測不可能。1月初めには7.5等と、双眼鏡で楽に見える明るさだったが、その後は夕空で急激に拡散、減光した。眼視では3月15日に10.7等(Alexandre Amorim)、CCDでは4月4日に11.5等(津村光則氏)まで暗くなり、西空に沈んだ。あっという間に暗くなってしまったが、これでも減光のペースは通常より遅かった。8月には明け方の空に再び現れるが、その頃もまだ13等台を保ち、眼視で見える可能性もある。
Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h)
May 14 4 2.92 -5 30.2 4.080 3.202 25 12.5 18:33 ( 86, 3)
May 21 4 6.78 -5 0.2 4.165 3.280 25 12.7 18:29 ( 83, -1)
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1月には19等、2月には17等と、予報通りに急激に増光してきたが、4月末でもまだ15.5等と、最近は予報より暗く報告されている。増光が鈍いのかもしれない。予報では、5月から9月にかけて、長期に渡って12〜13等で見える。南半球では好条件だが、日本からはずっと南に低い。但し、前回の回帰では、眼視ではこの予報より1.5等ほど明るかった。今回も、眼視では11.0等前後に達する可能性もある。もし予報通りであれば、そろそろ眼視でも射程内に入ってくる。但し、4月中旬から6月末までは高度が15度と最も低くなるため、眼視で見るには、7月〜8月の方が見やすいだろう。
Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h)
May 14 15 59.52 -40 47.9 0.786 1.760 156 13.4 0:34 ( 0, 84)
May 21 15 56.13 -41 2.0 0.747 1.731 159 13.1 0:03 ( 0, 84)
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今回帰は条件が悪く、近日点通過の頃は見えない。7月に14.5等で明け方の空に現れ、その後は暗くなっていく。南半球では、すでに明け方の超低空に現れて来ているが、まだ観測されていない。
Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h)
May 14 1 45.99 2 45.3 2.503 1.687 28 13.3 5:19 (259, 11)
May 21 2 3.07 4 3.4 2.513 1.724 30 13.5 5:23 (256, 13)
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5月4日にもまだ、12.7等で眼視でも見えている(吉田誠一)。11月からずっと12.5〜13.0等を保っているが、地球から遠ざかってきたため、昨年秋に比べると小さく、やや暗くなってきている。これから高度が下がりつつ暗くなっていくので、まもなく眼視では見えなくなるだろう。6月末には高度が10度以下になる。
Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h)
May 14 6 57.90 32 12.7 2.364 1.878 49 13.3 18:33 (142, 10)
May 21 7 18.41 31 45.4 2.423 1.893 47 13.5 18:29 (141, 10)
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観測不可能。6月に明け方の空に再び現れる。2004年は、シーズンを通して常に13等より明るく見えていた。2005年は、夏から冬にかけて、日本では天頂付近と非常に良い条件で見られる。2004年同様の活動を見せれば、長期に渡って良い観測対象となりそう。
Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h)
May 14 1 33.59 18 2.6 6.633 5.742 26 13.8 5:19 (245, 4)
May 21 1 38.81 18 37.0 6.585 5.743 31 13.8 5:23 (240, 8)
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2月までは大きく、集光も強くて見やすかったが、3月には拡散状になってきた。だが、5月4日でもまだ12.8等と、眼視では明るく見えている(吉田誠一)。近日点通過後の減光は緩やかで、もうしばらく13等で見られそう。日本からは、6月に14.5等になるまで、夕空で高度35度でほぼ同じ高さで見え続ける。
Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h)
May 14 6 30.65 69 48.9 3.139 2.749 58 13.9 18:33 (163,-21)
May 21 7 7.62 68 52.9 3.219 2.801 57 14.0 18:29 (163,-20)
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2006年春に9等に達する。南半球では、それまでずっと観測可能。日本では、8月末から9月上旬にかけて、明け方の超低空で12等で見える以外は、2006年3月までずっと見えない。2006年3月以降は、暗くなっていく様子をずっと観測できるようになる。2005年3月まで、順調に明るくなってきていたが、日本から見えなくなったため、その後の様子は不明。6月までは、南半球でも超低空になってしまう。
Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h)
May 14 4 29.40 -14 32.3 4.422 3.664 36 14.4 18:33 ( 82, 14)
May 21 4 33.90 -14 41.5 4.362 3.597 36 14.3 18:29 ( 79, 10)
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1月上旬まではとても集光が強かったが、1月下旬からは拡散状になってきた。1月は11等台、2月は12等台と減光中。3月8日にも、まだ12.6等と明るかった(吉田誠一)。近日点通過前の増光はたいへん急激だったが、予報通り、近日点通過後の減光は緩やかになっている。だが、3月29日には13.3等まで暗くなってきており(A. Baransky)、高度もかなり低くなってきたので、そろそろ眼視では厳しくなってきた。
Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h)
May 14 6 32.01 18 14.1 3.161 2.543 44 14.3 18:33 (128, 17)
May 21 6 44.99 18 5.5 3.250 2.573 40 14.4 18:29 (126, 16)
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3月に発見された頃は16.4等だった(3月12日、R. H. McNaught)が、5月15日には15.1等まで増光してきている(中村彰正氏)。2006年の初めに10等に達すると期待されている。南半球では、11月までずっと高い位置で、明るくなっていく様子を観測できるが、日本からは、9月までずっと高度が15度ほどで、高くならないので、眼視ではなかなか観測できないかもしれない。
Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h)
May 14 20 34.88 -36 21.6 3.347 3.819 110 14.8 5:08 ( 0, 89)
May 21 20 37.13 -36 38.7 3.190 3.751 116 14.7 4:43 ( 0, 88)
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2月初めには16.5等だったが、4月末には15.2等(4月27日、門田健一氏)と、順調に明るくなってきた。7月中旬まで、14.5〜15等で条件良く観測できる。高度が高いので、透明度が良ければ、大口径なら眼視でも見えるだろう。5月7日には、眼視で15.0等と観測されている(村上茂樹氏)。
Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h)
May 14 16 37.09 14 22.0 2.577 3.434 142 14.9 1:12 (180, 41)
May 21 16 18.32 15 33.2 2.557 3.425 143 14.9 0:26 (180, 40)
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2003年末から2005年までの1年間に、18等から15等まで増光した。これは、ふつうの彗星と比べて、かなり増光のペースが速い。6月には15等で西空に沈むが、来年の冬には13等に達し、眼視でも見える期待が出てきた。ただ、衝となった12月から1月には15.2等だったが、その後は計算上は明るくなるはずにも関わらず、実際には3月に15.5等と、やや暗く報告されている。
Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h)
May 14 6 15.84 46 9.3 6.428 5.755 44 15.0 18:33 (145, -6)
May 21 6 23.73 46 3.7 6.465 5.733 40 15.0 18:29 (143, -8)
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2004年春に発見された明るい新周期彗星。昨年は、春から夏にかけて、15.0〜15.5等と明るく観測された。計算上は遠日点でも19等と明るいはずだが、2004年まで発見されなかったことを考えると、一時的に明るくなっていたのかもしれない、とも思われた。だが、3月11日に15.3等と、1年経った今でもまだ明るい状態を保っている。今年も春から秋にかけて、昨年と同じ明るさで観測できると思われる。但し、日本からの高度はずっと20度前後で、かなり低いため、眼視で見るのは難しいだろう。
Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h)
May 14 20 26.29 -27 41.1 2.434 2.948 110 15.1 4:59 (180, 83)
May 21 20 29.51 -28 17.9 2.359 2.957 116 15.1 4:35 (180, 83)
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2004年初めには19等から17等まで一気に増光したが、その後は落ち着いており、緩やかに増光してきている。4月9日には15.7等。2007年初めまで、長期に渡って15〜16等を保つ。眼視でも、14.3等で見えている(5月7日、Juan Jose Gonzalez)。
Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h)
May 14 15 49.54 -19 44.7 2.215 3.222 173 15.1 0:24 (180, 75)
May 21 15 44.28 -19 45.7 2.199 3.211 178 15.1 23:46 (180, 75)
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短周期彗星のような軌道を持つ特異小惑星。5月から6月にかけて地球に接近し、14等に達する。日本からは、5月中は観測できないが、急速に北上して、6月初めからは観測できるようになる。但し、急激に暗くなる。高度が高くなる6月中旬には15.5等、6月末には17等になってしまうだろう。6月上旬が唯一の観測チャンス。一方、南半球では、5月から6月にかけてずっと高く見える。もし、この天体が彗星であれば、この予報よりだいぶ明るくなっている可能性もある。
Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h)
May 14 20 56.06 -79 53.6 0.409 1.210 109 15.9 5:19 (359, 45)
May 21 17 40.39 -70 38.6 0.345 1.250 126 15.3 1:52 ( 0, 54)
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2004年秋には好条件となり、13等で眼視でも見えた。その後は地球から遠ざかりつつどんどん暗くなっている。8月には16.5等で西空に沈む。2006年も、3月から4月にかけて再び16.5等で観測できるが、その後は去ってしまう。次回帰は2018年で、14.3等止まりである。
Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h)
May 14 7 20.89 56 49.6 2.608 2.241 57 15.7 18:33 (159, -8)
May 21 7 46.76 55 9.6 2.681 2.274 55 15.8 18:29 (159, -6)
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3月末に近日点を通過する逆行の彗星が、同じ頃に衝となって地球にも接近して、すれちがいざまに、刹那的に明るくなった。実際には、かなり増光が鈍かったため、思ったほどは明るくならなかったが、それでも、CCDでは4月4日に13.9等(津村光則氏)に達した。眼視でも13等で見えていたはずだが、南に低いため、眼視で見えたという報告はない。今後は急激に減光する。4月27日には、すでに15.6等まで暗くなってきている(中村彰正氏)。5月には16等で夕空に低くなり、あっという間に見えなくなる。
Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h)
May 14 8 34.96 -3 16.1 2.051 2.117 79 15.9 18:33 (143, 52)
May 21 8 30.35 -1 24.3 2.231 2.139 71 16.1 18:29 (135, 47)
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2004年春に発見された小惑星2004 FS101の再発見。1月中旬には18等だったが、3月中旬には16.7等まで増光した。これは、ふつうの彗星と比べて、やや増光のペースが速い。2006年1月頃には、日本からは低いが、14.5等になりそう。2005年春から2006年暮れにかけて、長い間15〜16等で見える。北天を移動するため、日本からはずっと観測できる。
Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h)
May 14 13 39.67 48 25.7 3.734 4.175 109 16.2 22:09 (180, 7)
May 21 13 32.69 49 6.6 3.769 4.135 104 16.2 21:35 (180, 6)
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予報通りに、ゆっくりと減光している。1月までは14等で眼視でも見えていたが、2月からは見えなくなった。6月には17等になる。
Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h)
May 14 9 22.72 -3 2.3 5.178 5.289 90 16.3 18:33 (162, 57)
May 21 9 23.01 -2 35.8 5.364 5.359 84 16.4 18:29 (152, 54)
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周期が4.4年とかなり短い新周期彗星。6月に地球に0.1AUまで接近するため、急激に増光する。6月中旬には夕空で13等に達する。だが、6月下旬にはすぐに太陽に近づいて見えなくなる。7月末に再び明け方の空に15等で現れ、その後は次第に暗くなっていく様子を観測できる。但し、仮に小惑星のような光度変化をしたとすると、6月でも16.5等止まりで、7月以降は20等以下にしかならない。
Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h)
May 14 15 2.15 -1 21.7 0.366 1.363 162 17.2 23:31 (180, 56)
May 21 14 46.95 0 31.9 0.305 1.293 154 16.5 22:48 (180, 54)
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1月に急増光して13等に達した。3月8日には12.8等で、視直径は0.9分角と小さく、意外と良く集光していた(3月8日、吉田誠一)。2月下旬に近日点を通過した後、3月中は13等の明るさを保ち、3月31日にもまだ13.2等で見えていた(Edwin van Dijk)。しかし、4月には急激に減光し、4月27日には15.1等まで暗くなった(中村彰正氏)。近日点のごく近くでのみ、急激に増光、減光するタイプの彗星と思われる。6月には17.5等で夕空に低くなり、観測できなくなりそう。但し、この予報より1等ほど明るい可能性もある。
Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h)
May 14 7 43.63 28 1.1 1.879 1.626 59 16.6 18:33 (148, 19)
May 21 8 6.60 27 49.5 1.961 1.667 58 16.7 18:29 (148, 19)
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近日点を過ぎて5ヵ月も経ってから最大光度になるという、変わった彗星。予報通り、5ヶ月経った2月に、最大光度に達している。しかし、今回帰は予報より暗く、15.5等止まりだった。眼視では、14.0等以下で見えなかった(2月5日、吉田誠一)。
Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h)
May 14 10 18.65 29 23.0 2.831 3.045 92 16.6 18:50 (180, 26)
May 21 10 24.16 28 28.7 2.939 3.064 87 16.7 18:29 (180, 27)
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1月上旬には11等で視直径も2〜5分角と明るく大きく見えたが、その後は予報通り、急激に減光してきている。眼視では、4月5日にもまだ13.8等で見えたが、5月3日には13.8等以下で見なくなった(吉田誠一)。CCDでも、すでに17.0等まで暗くなってきている(4月29日、中村彰正氏)。6月には18等以下になるだろう。
Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h)
May 14 12 19.23 14 49.1 1.432 2.162 123 16.8 20:50 (180, 40)
May 21 12 22.07 13 29.1 1.536 2.207 118 17.2 20:25 (180, 42)
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新周期彗星。現在が最大光度だが、17等止まり。今後はゆっくりと暗くなっていく。7月には西空に低くなる。
Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h)
May 14 13 42.09 -12 26.8 1.967 2.914 154 17.1 22:12 (180, 67)
May 21 13 39.66 -12 11.4 1.997 2.902 147 17.1 21:42 (180, 67)
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地球に接近して、1月から3月にかけて、CCDでは15.5〜16等に達した。眼視でも14.3等で見えた(2月6日、Reinder J. Bouma)。しかし、今後は地球から遠ざかり、どんどん暗くなっていく。4月中旬もまだ16.5等と明るいが、6月には18等以下になる。
Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h)
May 14 9 45.92 22 7.8 1.908 2.129 88 17.2 18:33 (176, 33)
May 21 9 57.58 19 39.6 2.008 2.165 84 17.4 18:29 (172, 35)
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2004年春に近日点を通過して以来、ずっとやや速いペースで減光してきていたが、2004年の暮れからは、一転して減光が緩やかになったようだ。12月16日にはすでに15.4等だったが、3月6日でもまだ15.8等と、ずっとほぼ同じ明るさを保っている(中村彰正氏)。これからしばらく、16等で見え続けるかもしれない。3月26日現在、16.7等と明るい状態を保っている(門田健一氏)。
Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h)
May 14 9 48.77 32 58.5 4.708 4.730 85 17.3 18:33 (177, 22)
May 21 9 50.62 31 58.8 4.877 4.795 79 17.4 18:29 (172, 23)
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遠方のため、2003年夏から1年半も、17.5等で見え続けている。すでに近日点は通過しており、今年はやや暗くなる。それでも、夏まで18等を保つ。
Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h)
May 14 15 35.04 44 42.8 6.875 7.384 116 17.9 0:09 (180, 10)
May 21 15 26.89 44 40.8 6.917 7.401 114 17.9 23:29 (180, 10)
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