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南半球での見え方近日点通過後には彗星がほぼ天の南極付近まで南下を続けるため日本からは彗星 を見ることはできないが、逆に南半球では観測条件がよくなってくると思ってい る方も多いだろう。 そこで、オーストラリアのシドニーでの見え方を6ページに載せておいた。 これによると、近日点通過の頃は北半球の方が条件がまだ良く、南半球で条件が 良くなってくる20日頃には既に4等にまでなってしまっている。 また、4月に日本から見るのと違って、地心距離が1AUよりも遠い。 このため、確かに明るい彗星として見えているが、いわゆる大彗星として見える かどうかは疑問である。 尾も、彗星がこちらを見つつ遠ざかっていくため、たとえ分裂したとしても、そ う長く伸びることは期待できない。
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