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美スターとインターネット

さて、美スターでの観測結果を世界にアピールする一番簡単な方法は、ここで撮 影したCCD画像をインターネットのホームページに掲載することだろう。 私自身 gif をもそうだが、既に何人かの県内の愛好者たちが個人的にホームページを 持ち、画像を始めとするさまざまな情報を提供している。

現時点では、まだそれらの個人ページしかなく、花立山天文台としての公共のペー ジはない。 もちろん、実際に美スターでの成果がある程度出てからでないと、そういう公共 のサービスを実現することは難しいだろう。 そのため、私としては、まず私自身のページを使って、この花立山で撮影した画 像、特に彗星、新星、小惑星などの速報性の要求される天体の画像をどんどん公 開していき、美スターの成果をアピールしていきたいと思う。 既に私のページでは、つくば星の会の宮崎氏、久保庭氏、オーストラリア・パー ス天文台の Arie Verveer 氏らの撮影した画像を公開しているが、その枠組を拡 張してやろうということだ。

但し、これは私が自分で写した画像を自分で公開するだけでは意味がない。あく まで美スターの成果をアピールしたい、という主旨であるため、私自身はただ場 を提供するだけとし、この美スターを利用するすべての人々の画像を公開してい きたい。 この美スターを利用しに来る天文愛好者たちの主な目的は、CCDを使って天体の 画像を撮影することであろう。 私としては、ここを利用する方には、ここで撮影した画像をなるべくここのコン ピュータの中に保存しておいてもらうようにし、定期的に私がそれを自分のペー ジにアップして行ければ、と思っている。 この体制であれば、各利用者にとっては、自分の画像を公開したくなればいつで も公開できる機会を持つことになる(強制ではない)。 仮に1人が2カ月に1回だけしか来られず、その時に5枚ほどしか撮影できなかった としても、10人の愛好者が集まれば、毎月25枚のペースで画像が増えていくこと になる。 現在、これほどのペースで画像を公開しているところはほとんどない。 よって、実現できれば美スターにとっても大いにプラスになるだろう。 また、83cm + CCD という環境を使える人は少ない。 これほどの設備であれば、相当に暗い天体まで観測することができ、その観測結 果は世界的にも大きな重みを持つ。 よって、その画像を公開すれば、撮影者の名を上げることにもなるだろう。

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Mon Nov 11 15:52:55 JST 1996